
最近、ヴィジュアル系バンド(V系)に興味を持ち始めたものの、「どのバンドから聴けばいいのかわからない」と感じていないだろうか?
あるいは、90年代〜2010年代のV系が好きだったものの、最近のシーンは追えていないという人もいるかもしれない。
現在のヴィジュアル系シーンは、SNSやサブスクの普及により、気軽に楽曲をチェックできる環境も整っており、初心者でも入りやすくなった。
また、かつての黄金期とは異なり、ジャンルの枠にとらわれない多様なスタイルへと進化している。
本記事では、2020年代のヴィジュアル系シーンの特徴をわかりやすく整理しながら、初心者にもおすすめできる若手ヴィジュアル系バンド7選を厳選して紹介する。
「久しぶりにV系を聴きたい」「新しい推しバンドを見つけたい」と感じている人は、ぜひ最後までチェックしてほしい。

2020年代~のヴィジュアル系バンドの傾向
2020年代のヴィジュアル系バンドの傾向としては、多様性やオリジナリティがより一層強まっている点が挙げられる。
SNSやサブスクの普及によって、TikTokやYouTubeをきっかけにバンドを知るケースも増え、「V系を聴こうと思って聴く」のではなく、「気づいたらヴィジュアル系にハマっていた」という導線が生まれているのが特徴だ。
その結果、音楽性やビジュアルの自由度もさらに広がり、「ヴィジュアル系らしさ」をあえて定義しないバンドも増えている。
もちろん、いわゆる王道のヴィジュアル系も健在であり、重厚な世界観や様式美を武器にコアなファンを獲得し続けている。
加えて、海外からの注目度も高まっており、SNSや配信を通じて国境を越えて支持を集めるバンドも珍しくない。
おすすめのヴィジュアル系バンド7選・2020年代結成~活動中
ここからは、2020年代以降に結成された、おすすめのヴィジュアル系バンド7選を紹介する。
電脳ヒメカ
電脳ヒメカは、2020年代の新世代V系シーンで急成長中の、サブカル電波ヴィジュアル系バンド。
2022年10月26日より活動。
SNSを活用し、病みかわいい世界観がTikTokなどでバズっている。
キャッチーなメロディとヴィジュアル系らしい系の攻撃性アリで、中毒性が高い。
sugar
sugarは2024年8月に始動、キズのボーカル来夢が主宰するレーベルDAMAGEから同年9月にデビューした。
「ヴィジュアル系をもう一度生まれ変わらせる」ことを目的に、来夢が強力プッシュしているバンド。
新生代V系としてシーンを引っ張る活躍が期待される。
おすすめの楽曲はデビュー曲「Jam」。
DazzlingBAD
激しいメタル、ラウド系の音は、古参のヴィジュアル系ファンからの評価も高いDazzlingBAD。
煌びやかでポップなヘアメイクのバンドも増えた中、暗黒、ゴシック寄りのメイクでオリジナリティを貫く。
重厚なサウンドに特徴的な甘いボーカルがクセになる。
ヴィジュアル系らしい残酷かつ美しい世界観は、海外ファンの心も掴んでいる。
蛾と蝶
豪華メンバーが集まって結成された、蛾と蝶。
Ashmaze.に在籍していたVo.創真。
Gt.の零はLycaon、Initial’L、KiDのメンバーとして、Gt.楓とDr.宏崇はR指定、Ba.の一色日和は己龍として活動。
若手V系の実力派として、また過去のバンドのそれぞれのファンからも人気を集め期待されている。
2026年5月4日渋谷PLEASURE PLEASURE公演をもって、Vo.創真と、Ba.一色日和が脱退することが発表された。
バンドは新体制で活動を続けるとのこと。新たな始まりに期待したい。

Azavana
2024年9月から活動を始め、新世代ビジュアル系として注目されているAzavana。
デビュー後すぐにワンマンツアー、海外ライブ、フェス出演など勢いがある。
楽曲は重く激しいロックサウンドを基調とし、Vo.遼がハイトーンボイスで時に切なさを添えながら歌い上げる。
THE MADNA
2021年に結成されたTHE MADNAは、ラウド系の激しいサウンドが特徴。
Ba.朋とGt.太嘉志はex.DADAROMAメンバーである。
「MAD」と「DNA」を掛け合わせたバンド名どおり「狂った遺伝子」が奏でる音は尖りまくり。
楽曲によって異なるカラーを魅せるバンドなので、ミクスチャー系が好きな人にもおすすめだ。
ヴィジュアル系バンドの未来
2020年代のヴィジュアル系シーンは、かつての黄金期とは異なる形で広がりを見せている。
ジャンルの枠にとらわれない多様なスタイルが浸透し、「知る人ぞ知る文化」から「触れやすいカルチャー」へと変化しているとも取れる。
たとえば、電脳ヒメカのようにTikTokをきっかけに楽曲や世界観が拡散され、幅広い層にリーチするバンドもいる。
また、Azavanaのように活動初期から海外展開を視野に入れるバンドも増えた。
X JAPANやLUNA SEAといったレジェンドが築き上げてきた歴史を受け継ぎながら、新世代のバンドは自分たちの時代の痛みや衝動を乗せ、新しいクリエイティブを生み出し続けている。
まとめ|進化し続ける2020年代ヴィジュアル系バンドから目が離せない
2020年代ヴィジュアル系(V系)の傾向と未来、おすすめヴィジュアル系バンド7選についてまとめた。
ぜひ、新世代のヴィジュアル系バンドの音を感じてほしい。
各バンド、SNSがあり、サブスクやYouTubeなどで気軽に聴くことができるので、V系を聴いたことがない人もこれを機に、未知のジャンルに触れてみてはいかがだろうか。

この記事の監修者編集長
関西在住。大学では法哲学を専攻し、「ヴィジュアル系における自由と規律」をテーマに研究。音楽を通じた表現と社会的規範の関係性に関心を持ち、ヴィジュアル系という文化現象を美学・社会構造・言語の観点から読み解いてきた。現在はメディア運営者・ライターとして、執筆を通じてバンドの世界観を言語化し、ヴィジュアル系の魅力を広く伝える活動をしている。
