ヴィジュアル系ライブにおける振り(フリ)とは?一覧でまとめてみた!

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ヴィジュアル系ライブにおける振り(フリ)というものをご存じだろうか。

初めてライブに行ったとき、その動きや雰囲気に圧倒される観客(以下総称として「バンギャ」という。)は少なくない。

楽曲に合わせて一斉に揃う動きは圧巻で、思わず見入ってしまうことだろう。

本記事では、ヴィジュアル系ライブにおけるフリについて、基本的な考え方や代表的な動きをわかりやすく紹介していく。

最近ヴィジュアル系にハマった方や、「ライブで見たあの動きってなに?」と疑問を感じている方に、ぜひ読んでいただきたい。

編集長

他にこんな振りもあるよ!この動画わかりやすい!という情報もお待ちしています。ぜひあなたの知っている振りについて、教えてください♪

目次

ヴィジュアル系の振り(フリ)とは?概要と定義

振りとは、ライブでバンギャが楽曲に合わせて身体を動かす、ヴィジュアル系界隈独特のノリである。

その種類は多岐に渡り、バンドの系統によっても細かな動きや表現が大きく異なる。

また、1つの振りから派生したものも多く、多種多様なバリエーションがある。

ヴィジュアル系の振りの種類一覧

ライブにおける振りは、ある意味ではバンギャの見せ場であり真骨頂だ。

知っておくだけでヴィジュアル系ライブを100倍楽しめると言っても過言ではない。

数ある振りの中から一部を紹介していこう。

とにかく激しく!暴れギャ御用達の振り

「ライブは暴れるためにある!」というバンギャも少なくない。

そんな暴れギャたち御用達の激しいフリがこちら。

ヘドバン

まず第一に、ヴィジュアル系といえば…なこれ。

楽曲のリズムに合わせて頭を激しく振る動作。代表的なヘドバンは、Vの字・8の字の2つである。

その他、回転ヘドバンや折りたたみヘドバン・拳ヘドバン・土下座ヘドバンなど、その種類は多岐にわたる。

折りたたみ

楽曲のリズムに合わせながら上半身を深く前方に倒し、ふたたび起こすという動作を繰り返す。

90度のお辞儀をテンポ良く何度もやるイメージだ。

最前や柵前のポジションにいるバンギャは、柵にむかって折りたたみをするが、これがなかなかハードである。

逆ダイ

楽曲の決まったゾーン(おもに間奏やラストサビ前など)で、バンギャが一斉にステージに飛び込むイメージで身体を前へ投げ出す動き。

最前はその間、柵へ身体を折りたたむようにして上半身を預けぶら下がる。

これは、逆ダイ時にフロア前方へ突撃し倒れ込んでくるバンギャを受け止める役割であり、「布団」と呼ばれる。

モッシュ

リズムに合わせて左右にジャンプしながら、フロアを行ったり来たりする動作。

同時に手も合わせて動かしていることが多い(後述の手バンのような感じ)。

ここで棒立ちしているとシンプルに危険なので、なんとなくでも波に乗ることがおすすめ。

ヴィジュアル系ライブ定番の振り

ヴィジュアル系独自であり、バンギャにとっては定番のフリたちがこちら。

普段見ることのない動きなので最初は戸惑うが、慣れると勝手に身体が動いている。

手扇子

その名のとおり、両手を扇子のようにヒラヒラと交差させながら振る動作。

おもにバラード曲やサビで登場することが多い。

手扇子を綺麗にみせるコツは、指先の動きまで意識すること。

両手を大きく大胆に交差させることもあれば、顔の前あたりで手をヒラヒラさせる盆踊りのような手扇子もある。

世代やバンドにより、雰囲気が大きく異なるのである。

引っぱり

突き上げた右手を勢いよく自分の身体に引き戻す動作。

手はパーの状態からグーにする。

手を引き戻すと同時に激しく頭を振りおろすとなおよい。

空中にあるものをグッと掴んで激しくもぎとる!!

そんなイメージ。

くるくる

ステージにむかってくるくると手首を回すことを繰り返す動作。

ややポップでかわいらしい感じの楽曲に多い。

応用として、手首が自分側にくるタイミングでハートをつくることもある。

キメ

両手をひらいた状態で胸の前あたりに持ってきて、おもにドラムの音にあわせて“パッパッパッ”と動かす動作。

楽曲の流れを知っているからこそできるフリだ。

暴れなくても楽しめる!手のみでノれる振り

ヴィジュアル系だからといって、暴れることが必須ではない。

静かにノりたい気分のときや体調がすぐれないときは、手を使って最大限楽しもう。

手バン

手のひらを胸のあたりで前後にばたばたと振る動作。

前述したヘドバンの簡易バージョンでもあり、ヘドバンをしなくともこれで乗り切れる。

フリの中では難易度が低めなので実践しやすい。

手拍子

フリと言うべきか、万国共通のノリ。

バンドマンがステージに登場する前のSEや、アンコールを求めるときなど、さまざまなシーンで登場する。

思いきり両手を上にあげて、ライブを盛り上げよう。

片手でつくった拳をふりあげて、楽曲のリズムに合わせてノる動作。

力強い拳ももちろんあるが、バンドやバンギャによっては、ドアをかるーくノックするかのような脱力系拳が多々見られる。

チョップ

ステージにむかって両手でチョップするかのような動作を繰り返す。

おもに楽曲のサビで登場し、明るい雰囲気はくるくるに近いものがある。

手は開きっぱなしの人もいれば、自分側に来たときに軽く握る人もいる。

ワイパー

片方の手のひらをかかげて、上下に振る動作。

その名のとおり、車のワイパーのような動きをイメージする。

明るい楽曲で登場することが多く、ワイパーをしながら後述のジャンプを取り入れると、いっそう盛り上がるのでおすすめだ。

全身を使って楽しむ振り

ライブといえば全身運動だ。

フロアの一体感を演出するには欠かせないフリがこちら。

ツーステ

ツーステップの略で、ヴィジュアル系以外のジャンル、例えば邦ロックなどのライブでも多く見られる。

ステップを踏みながら足を左右交互に出す動作。

ライブにおける登場率は比較的低いが、もはや踊りに近いのでノリノリになること間違いなし。

ジャンプ

楽曲のリズムに合わせて飛び跳ねる動作であり、ライブにおける定番の動き。

前述の拳やワイパーと共に用いられることが多く、右手を掲げてジャンプに合わせて、軽く振ったり上げ下げすることが多い。

フロアが揺れる一体感をぜひ会場で感じてほしい。

届け!本命への愛を伝える振り

ヴィジュアル系ライブでは暴れることはもちろん、バンドマンへの愛のアピールも忘れてはならない。

これができたら立派なバンギャと言えるほどの、重要なフリがこちら。

咲き

好きなメンバーに対して両手を大きく広げる動作。

一説によると「わたしを抱いて」という意味合いがあり、バンギャによる一種の求愛行動とも言える。

ギターソロでは、バンギャ全員がギターにむかって咲くこともある。

ハート

好きなメンバーにむかって、両手でハートポーズをつくりアピールする動作。

メンバー登場時のみならず、楽曲中(おもにボーカルソロ時など)やMC中など、アピール場面は自由である。

咲きをしたあと、その流れでハートをつくることも多い。

振りが有名なヴィジュアル系おすすめ楽曲

ここで、ヴィジュアル系で振りが有名な曲について触れてみよう。

下記にあげる3曲は、そのバンド自体に詳しくなくとも「その曲なら知ってる!」「あの振りが有名なやつ?」など話題にあがることも多い。

シド「妄想日記 」

ヴィジュアル系入門のタイミングで、必ずといっていいほど出会う楽曲。

多くのバンギャがサビを口ずさめるのではないだろうか。

曲の全編を通して、歌詞の内容に沿った細かな振りがついているので、難易度はかなり高め。

ν[NEU]「ピンクマーブル」

ν[NEU]の代表曲であり定番曲。

サビ部分で登場する、カメラのシャッターを構えるような動きが印象的だ。

ポップさもありつつ、ヘドバンや引っぱりなどの暴れ要素も取り入れた楽しい曲である。

アルルカン「ダメ人間」

ライブで盛り上がること間違いなしの暴れ曲。

イントロの拳ヘドバンは圧巻である。

また、基本的でシンプルなフリが多いので覚えやすい。

なにもかも忘れてとにかく暴れたいというバンギャにおすすめだ。

ヴィジュアル系の振りについてよくある質問

バンギャ初心者なら、振りについて多くの疑問があるのではないだろうか。

ここでは振りについて、よくある質問に回答していく。

ヴィジュアル系の振りはなぜある?

振りが存在する理由については諸説あるが、その中の一つが「バンドとバンギャがその熱量を共有し、独自の世界観や一体感を生み出すため」だ。

加えて、バンドマンにとってはライブを盛り上げるための演出の一部でもある。

フロア全体がひとつになった瞬間の興奮や高揚感は、とても言葉では言い表せない。

こうしたヴィジュアル系特有の空間と楽曲に魅せられ、多くのバンギャがライブに足を運ぶのである。

ヴィジュアル系のフリはどうやって覚えたらいい?

振りの覚え方には、おもにふたつのパターンが存在する。

王道は、ライブ回数を重ね、身体に馴染ませながら覚えていく方法だ。

ステージ上のバンドマンや常連バンギャがお手本となってくれるので、見よう見まねでマネしよう。

ライブの帰り道、楽曲を聴きながら復習することも忘れずに。

そしてもうひとつは、「振り付け動画」にて覚える方法だ。

近年は、フリを細かく解説したフリ動画なるものをSNSにあげるバンドが多数存在する。

わからない部分を何度でも確認できる上に、振りを事前に習得してライブに挑めるため、非常にありがたい。

フリが完璧じゃないと浮いちゃう?

「はじめてライブに参戦するけど、フリがわからない…。」

「完璧じゃないと浮いちゃうの?」

そんな不安を感じるバンギャも多いだろう。

だが、安心してほしい。

振りがわからなくても、完璧にできなくても、浮くようなことはない。

どのバンドにも共通して言えることは、振りは強制ではないということ。

思う存分暴れるも、静かに楽曲に聴き入るも、ライブの楽しみかたはあくまで自由。

「ヴィジュアル系が好き!このバンドと楽曲が好き!」

という気持ちを一番に、全力で楽しんでほしい。

まとめ|振りとは、ヴィジュアル系ライブにおける醍醐味であり文化

振りは、ヴィジュアル系というジャンルが生まれた当初から、少しづつ進化を遂げながらもその大枠が大きく変わることはなかった。

いわば、歴代のヴィジュアル系バンドやバンギャから受け継いできた伝統のようなものだ。

バンギャが一斉にフリをしている光景は、ヴィジュアル系のステージの魅力をさらに引き立て、独特の一体感を生み出している。

振りを取り入れることによりライブの楽しさは格段に上がる。

そうして生まれる一体感と興奮を、ぜひ身をもって体感してみてほしい。

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この記事を書いた人

関西在住。大学では法哲学を専攻し、「ヴィジュアル系における自由と規律」をテーマに研究。音楽を通じた表現と社会的規範の関係性に関心を持ち、ヴィジュアル系という文化現象を美学・社会構造・言語の観点から読み解いてきた。現在はメディア運営者・ライターとして、執筆を通じてバンドの世界観を言語化し、ヴィジュアル系の魅力を広く伝える活動をしている。

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