【インタビュー】BLACK GROW BERRYとは|「関西を代表するバンド」を目指して。新体制5人で踏み出す新たな一歩

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黒を基調としたヴィジュアルと、重く激しいヘヴィロック/ラウドロックサウンドを武器に活動するヴィジュアル系バンド「BLACK GROW BERRY」。

Vo.ROZEとGt.EBICHANの2人から始まり、約4年にわたる活動を経て、Gt.燿威、Ba.陽希、Dr.tatsuyaを迎えた新体制へ。異なる音楽的ルーツを持つ5人が集まり、これまでの姿を受け継ぎながらも、まったく新しいバンドとして再びスタートラインに立つ。

今回、ヴィジュアル系百科では、BLACK GROW BERRYのメンバーにインタビューを実施。

バンド始動から現在の5人体制に至るまでの歩み、それぞれの音楽ルーツ、楽曲制作やライブに込める思い、ファンとの関係、そして8月11日に開催される新体制始動主催ライブへの意気込みについて語ってもらった。

目次

BLACK GROW BERRY とは|”いいものも悪いものも吸収して、真っ黒で美しい果実になる”

——BLACK GROW BERRY とは、どのようなバンドなのでしょうか。

ROZE: ヴィジュアルは、バンド名にもあるように黒を基調としています。サウンドは激しくて重い、ヘヴィロックやラウドサウンドのバンドですね。

ライブは 5 人それぞれが要所要所で個性を出していく、すごくダイナミックなバンドだと個人的には思っています。

陽希: 名前にもある通り、世界観は「黒」がテーマです。

音楽ジャンルとしてはヘヴィロック、ラウドロックを基軸にしていますが、しっかりメロディも立っていて、いわゆる「ヴィジュアル系の美しさ」も合わせ持っているバンドかなと思っています。

——ヴィジュアル系らしい世界観ですね。バンド名にはどのような意味が込められているのでしょうか。

ROZE: 「いいものも悪いものも全部吸収して、最後は真っ黒で美しい果実になっていく」という意味ですね。

いろんな色を混ぜていったら最後は黒くなるじゃないですか。そうやって、いろんなものを吸収しながら、自分たちの色になっていく。そういうコンセプトです。

——現在は関西を中心に活動されていますが、今後についてはいかがでしょうか。

ROZE: 大阪以外だと京都や名古屋でもライブをしてきました。

今後は東京でもやっていきたいと思っています。関西からスタートしたバンドですけど、もっといろんな場所へ行って、自分たちの音楽を届けていきたいですね。

Vo.ROZE

YouTubeで出会った2人から始まったBLACK GROW BERRY|約4年を経てたどり着いた新体制

——BLACK GROW BERRYが始まった経緯と、現在の5人体制に至るまでの歩みを教えてください。

ROZE: 最初は2022年ですね。僕とEBICHANがSNSを通じて出会ったのが始まりでした。

その頃は僕たち2人ともヴィジュアル系のバンドをやるのは初めてで、本当に何も分からない状態だったんです。メンバーを探しながら、2人で始めた感じですね。

一時期は別のメンバーと活動していた時期もあったんですけど、基本的にはずっと2人でやってきました。

2025年の下半期くらいから「本格的にメンバーを見つけよう」と動き始めて、本当にありがたい出会いがあって、今のメンバーと巡り会ったんです。

そこから「5人でやっていこう」と話して、新体制始動という流れになりました。

——そうだったんですね。ROZEさんとEBICHANさんは、どのように出会われたのでしょうか。

ROZE: 僕、もともとYouTubeで歌ってみたを投稿していたんですよ。でも、その頃はまだボーカルとしてステージに立ったことがなくて、「バンドメンバー募集」ってSNSに投稿していたんです。

そこで見つけてくれたのがEBICHANでした。

EBICHAN: 僕も「バンドやりたいな」と思っていて、SNSでたまたま募集を見つけたんです。

当時ちょうど専門学校を卒業するタイミングで、「これからどうしようかな」と考えていた時期だったので。

——お二人ともヴィジュアル系で活動するのは初めてだったそうですが、なぜヴィジュアル系を選ばれたのでしょうか。

ROZE: 単純に、お互いヴィジュアル系が好きだったからですね(笑)。

僕もヴィジュアル系の歌ってみたをやっていましたし、EBICHANもJanne Da Arcとか好きだったので、「じゃあヴィジュアル系やろうか」って。もうメイクする前提でしたね。

——現在のメンバーの皆さんは、どのような経緯で加入されたのでしょうか。

燿威: 僕は専門学校がEBICHANとtatsuyaと一緒だったんです。

卒業後はtatsuyaと別の邦ロックバンドをやっていたんですけど、そのバンドが活動休止になって。「やっぱりバンドやりたいよな」と思っていた時に、久しぶりにEBICHANと連絡を取ったんです。

最初はベースのサポートとしてライブに入っていて、その後、2025年12月のワンマンではギターとして参加しました。バンドの雰囲気を見ながら、「一緒にやりたいな」という気持ちがどんどん大きくなっていって、正式に加入しました。

陽希: 僕はもともと色んなヴィジュアル系バンドのベースサポートさせて頂いてたんですが、去年の秋頃に、「BLACK GROW BERRY がベースを探してる」という話で紹介してもらったのがきっかけです。そこからライブのサポートを続けていく中で加入の話をもらって。

ヘヴィな音楽性もそうですし、バンドの世界観が自分の出したい「ダークさ」みたいなカラーとマッチしていたので、「このバンドでやりたい」と思って正式加入を決めました。

tatsuya: 僕はもともと激しい音楽が好きだったんですけど、ヴィジュアル系はあまり通ってこなかったんですよ。でも「重たい音楽をやりたい」という気持ちはずっとあって。

燿威とは前のバンドでも一緒でしたし、仕事も一緒だったので、その流れで誘ってもらって、「じゃあやってみようかな」と思いました。

ラルク、DIR EN GREY、和太鼓まで|5人それぞれの音楽ルーツ

——皆さんそれぞれの音楽ルーツや、影響を受けたバンド・アーティストを教えてください。

ROZE: 一番最初のきっかけはL’Arc〜en〜Cielですね。親が好きで、小学校6年生くらいの時に一緒にMステを見ていたんです。それで「かっこええな」と思って。

その頃、親から「早く将来の夢を決めろ」ってよく言われていたんですけど、「もうこれや」って思いました(笑)。

そのあと中学生くらいでDIR EN GREYに出会いました。従兄弟から「すごいバンドおるで」ってMVを見せてもらったんですよ。

最初は「うわ、気持ち悪っ」って思ったんです(笑)。でも、それがだんだん癖になってきて。

そこからthe GazettE、MEJIBRAYと、どんどん激しいバンドにハマっていきました。

——身近な方からの勧めがきっかけだったのですね。ボーカルとして影響を受けた存在はいますか。

ROZE: DIR EN GREYの京さんとか、MEJIBRAYの綴さんですね。

ただ歌うだけじゃ僕は面白くないなって思うんですよ。歌というより、体全体で表現している感じというか。感情を全部使ってパフォーマンスしている姿を見て、「自分もボーカルをやるならこういう表現がしたい」と思いました。

——EBICHANさんはいかがでしょうか。

EBICHAN: 僕はJanne Da Arcが入り口ですね。小学校低学年くらいの時にアニメの主題歌で知って、そのあと中学生でAcid Black Cherryにハマりました。

実は当時、Janne Da ArcとAcid Black Cherryが同じボーカルだって知らなかったんですよ(笑)。「なんか似てるな」って思ってたら、「え、一緒なん?」って(笑)。そこから一気にハマりましたね。

中学で軽音部に入ってギターを始めて、その後はBABYMETALのサポートギタリスト、大村孝佳さんにすごく影響を受けました。音楽性というより、ギタリストとしてのプレイスタイルとか、見せ方ですね。

——ちなみに、「EBICHAN」という名前は昔からなんですか。

EBICHAN: 中学生の頃からですね(笑)。

理由はいろんな説があって。エビが好きだからとか、言動がエビっぽいとか、本名がエビだからとか(笑)。

真相は皆さんのご想像にお任せします。

——どれが本当なんでしょうか…(笑)。燿威さんはいかがでしょう。

燿威: 僕もROZEとかぶるところはあるんですけど、最初はL’Arc〜en〜Cielですね。実家になぜかアルバムが1枚だけあって、小学校5年生くらいの時にずっと『虹』を聴いていました。

そこから中学2年生でギターを始めて、SlipknotとかMarilyn Mansonみたいな海外のダークなバンドもよく聴くようになりました。

専門学校でEBICHANと出会って、BABYMETALのサポートギタリストの話をよくしていたんですよ。EBICHANは大村孝佳さんが好きで、僕は藤岡幹大さんが好きでした。そこからまた自然とヴィジュアル系に惹かれていった感じですね。

——海外ラウドロックから、またヴィジュアル系へ戻ってきた理由は何だったのでしょうか。

燿威: 自分でも不思議なんですけど(笑)。たぶん、メイクが好きなんですよね。メイクすると「よし、ステージやるぞ」ってスイッチが入る感覚があって。SlipknotとかMarilyn Mansonもそうですけど、音楽だけじゃなくて見せ方も含めて好きだったので、その感覚は今にもつながってる気がします。

——陽希さんはいかがでしょうか。

陽希:ヴィジュアル系で元々好きだったバンドはシドですね。Ba.明希さんは影響を受けた大好きなベーシストの 1 人です。初めて買ったベースは白ボディに黒ピックガードっていう明希さんモデルっぽいベースでした(笑)。

スラップ、指弾き、ピック弾き、何でもできる万能タイプなベーシストに惹かれることが多かったんですよ。僕はピック弾きがメインですが、楽曲によって使い分けできるようにはしてます。

音楽的に影響受けたのは、黒くて激しいヴィジュアル系バンドやCrystal Lakeとか国内のメタル系のバンドが多いんですけど、lynch.、the GazettE、NOCTURNAL BLOODLUSTが特に影響大きいですね。

ヴィジュアル系のメイクをしてバンドがやりたい!ってなったのもこれらのバンドに出会ってからです。

あと、海外のメタルコアも大好きで、近年だとSpiritbox、Wage Warがお気に入りです。

——なるほど。tatsuyaさんは、少し違うルーツだそうですね。

tatsuya: 僕は保育園がちょっと特殊で。3歳くらいからマーチングとか和太鼓をやってる保育園だったんですよ。小学校から高校3年生くらいまで、ずっと和太鼓とか篠笛とか和楽器ばっかりやってました。

高校で軽音部に入って、「洋楽器もやってみようかな」と思ったら、空いてたのがドラムだけだったんです(笑)。それがドラムを始めたきっかけですね。

専門学校に入って本格的にドラムを始めて、色んなドラマーを聴いたんですけど、一番衝撃を受けたのがCrossfaithの天野達也さんでした。「俺はこっちや」って思いましたね。

和太鼓をやってきたからなのか、いっぱい動くドラマーに惹かれたんだと思います。

Dr.tatsuya

「一人でこだわるならソロでいい」|5人で完成させるBLACK GROW BERRYの楽曲制作

——BLACK GROW BERRYの楽曲は、どのような流れで制作されているのでしょうか。作詞・作曲において大切にしていることを教えてください。

ROZE: 基本的には僕がデモを作って、それをメンバーに投げて、みんなでアレンジして完成させるという流れですね。

でも、僕は一曲をずっと作り込むというより、数で勝負するタイプなんですよ。一気に5曲くらい作って、それをメンバーに投げて、「これいいな」って思ったものをみんなで完成させていく感じです。

僕が一番こだわっているのは、「一人でこだわらないこと」ですね。

バンドなんで、僕一人で完璧に作っても意味がないと思ってるんです。一人で全部やるなら、もうソロでいいじゃないですか。

だから、ある程度作ったらすぐ渡して、「ここどう?」「こうした方がいいんじゃない?」って、5人で作っていくことを大事にしています。

——なるほど。EBICHANさんは、アレンジやミックス・マスタリングも担当されているそうですね。

EBICHAN: そうですね。作詞・作曲はROZEがやって、僕がアレンジして、最後のミックスとマスタリングまで担当しています。

他のバンドさんだと、その工程は外部のエンジニアさんにお願いすることが多いと思うんですけど、僕らはずっと宅録でやってきました。

だからといって妥協はしたくない。「自分達だけでやっても、ここまでできるんだぞ」というものを見せたいですし、それは僕のポリシーでもあります。

だから知識も技術も常にアップデートしています。いろんな人から教えてもらって、自分で勉強して、それをどんどんアウトプットしていく。

誰が聴いても「良い音だな」と思われる作品にはしいので、そこはすごく意識していますね。

Gt.EBICHAN

——新体制となり、他のメンバーさんも制作に加わっていくのでしょうか。

燿威: 新体制からの新曲は全員で作ってます。メンバーが作った音源を聴いて、「ここはもう少しこうした方がいいんじゃないか」と提案したり。自分らしいフレーズも入れていけたらと思っています。

陽希: 新体制 1 発目の新曲を出しますが、1 から自分でベースライン考えたので、とても楽しかったですね。曲の展開の提案もしたり。これからも積極的に制作へ関わっていきたいです。ベースアレンジはもちろんですが、自分の音楽ルーツでもある、激しいローチューニングな楽曲を出していきたいです。

tatsuya: これから出る新曲は、みんなでアレンジして作りました。まず作曲者には「こういう曲にしたい」という意図があると思うので、そこは崩したくないんですよ。その上で、自分ならどうアレンジするかを考えています。

特にドラムは、お客さんが動きやすいかどうかを考えますね。「このフレーズなら、ここで頭振るかな」とか、「フィルをこうしたら次が分かりやすいな」とか。

——お客さんをどう暴れさせるかも意識されているのですね。ROZEさんは、歌詞を書く上で意識されていることはありますか。

ROZE: 僕が好きなヴィジュアル系って、結構暗くて難しい歌詞が多いんですよ。でも、暗すぎて「何のこと言ってるんやろ?」ってなるのは、僕は違うかなと思っていて。

もちろん、自分のやりたい世界観はあります。でも、聴いてくれた人が「こういう意味なんかな」ってイメージできるくらいには伝わってほしい。

だから、自分のやりたい少し難解な表現と、伝わりやすさの真ん中を取ることは意識しています。

世界観は残したいけど、伝わらないものにはしたくない。そのバランスは、ずっと考えながら書いていますね。

まるで暴れ狂う猛獣のように|BLACK GROW BERRYがライブで届けたいもの

——ライブでは、どのようなことを意識されていますか。皆さんが届けたいライブ体験について教えてください。

ROZE: パフォーマンスで一番意識しているのは、自分のスタイルを貫くことですね。

狂気的で、美しくて、でも凶暴で切ない。そういう内側にある感情を全部ぶつけるようなパフォーマンスをしたいと思っています。

お客さんには、動物園で暴れている猛獣を見ているような感覚になってほしいんですよ。おとなしく座ってるライオンを見ても、「すごいな」とはあまり思わないじゃないですか。

でも、暴れたり、獲物に飛びかかったりしている姿を見ると、「うわ、すごい」ってなる。そんなふうに、「見ていたら自分も興奮して暴れたくなる」ような存在でいたいですね。

僕らが感情を爆発させるから、お客さんも爆発したくなる。そういうライブにしたいです。

——EBICHANさんはいかがでしょうか。

EBICHAN: 僕は、一人一人に訴えかけることですね。

ライブって、その日の空気感とか、その場の感情がすごく大事だと思っていて。僕個人の主張というより、「BLACK GROW BERRYってこういうバンドなんだ」「俺たちはこういう音楽をやるんだ」というものを、お客さん一人一人にぶつけたい。

ライブって、ただ音楽を聴くものじゃないと思うんです。全身で体感してもらいたい。

僕らだけが一方的に届けるんじゃなくて、お客さんにも共鳴してもらって、一緒にライブを作っていけたらいいなと思っています。

——燿威さんはヴィジュアル系でライブをした時、かなり衝撃を受けたそうですね。

燿威: めちゃくちゃ衝撃でした(笑)。もともと邦ロックをやっていたので、お客さんが頭を振ったり、咲いたりする文化を初めて見て。「こんな動くんや!」って。

そこで、「ライブってバンドだけで作るものじゃないんやな」って思ったんです。ファンの人も含めて、一つの作品を作るものなんやって。

だから同じ曲でも、毎回違うライブになる。来てくれる人も違えば空気も違うので、全く同じライブは一つもないと思っています。

僕自身は、お客さん一人一人の目を見ることをすごく意識しています。でも、自分だけが前に出るんじゃなくて、ボーカルを立たせるところは立たせる。5人でライブを作るということも大切にしています。

Gt.燿威

——お客さんが暴れている様子は、さぞ衝撃的だったろうと思います(笑)。陽希さんは、ライブでどんなことを意識していますか。

陽希: 一番は、とにかく自分自身が楽しむことですね。自分が楽しめていないと、その熱って絶対フロアに伝わらないと思うので。

あとは、お客さん一人一人の表情をできるだけ見るようにしています。

ステージとフロアの間に壁を作りたくないんですよ。一体感を作って、「一緒にライブをやってる」という空気を大事にしたいですね。

ベースを全力で弾いていたら、自然と自分も楽しくなってくるので、それがお客さんにも伝わればいいなと思っています。

フリとかノリが分からなくてライブに行きにくいって感じてる人もいるかもしれないんですけど、個人的にはそこは気にせず、ガンガン前にきて、バンドの熱量を楽しんで欲しいです。

——自分自身が楽しむというのは大事ですね。tatsuyaさんはいかがでしょうか。

tatsuya: 最初にヴィジュアル系のライブを見た時、お客さんのノリがとても新鮮でした。その景色を見て、「もっと踊らせたい」って思ったんですよ。どうしたらもっと暴れてくれるかなって、ライブ中もずっと考えています。

ドラムって、ステージの一番後ろにいるから、お客さんもメンバーも一番見えるんですよ。だから、「今この人こんな動きしてるな」とか、「今日はここ強めにいこうかな」とか、その場で変えることもあります。

ドラムって「見えないから動かなくていい」って言われることもあるんですけど、僕は逆で、「見えないからこそ大きく動いた方がいい」と思っています。最前列のお客さんにはちゃんと見えてますから。見たい人は、ぜひ最前に来てほしいですね。

8月11日、新体制始動主催ライブ|5人で迎える新たなスタート

——8月11日に開催される新体制始動主催ライブの見どころを教えてください。

ROZE: 一番見てほしいのは、「2人だった頃のBLACK GROW BERRYじゃない」ということですね。5人になって、本当に新しいBLACK GROW BERRYになったので、その姿を見てほしいです。

新体制を発表するまでの約半年間、5人でずっと準備をしてきました。「ここはあかんかったな」「じゃあ次はこうしてみようか」って、本当に何回もトライアンドエラーを繰り返してきたんです。

だから、その積み重ねてきたものを、この日に全部ぶつけたいと思っています。

——5人になったからこそ、苦労した部分もあったのでしょうか。

ROZE: やっぱりサポートと正式メンバーでは全然違いましたね。

正式メンバーになると、それぞれ「自分はこうしたい」という主張が自然と出てくるんですよ。でも、一人だけ前に出すぎると、誰かが埋もれてしまう。逆に全員が引きすぎても、ライブとして成立しない。

だから、「ここは前に出よう」「ここは全員で引こう」というステージングは、本当に細かく話し合いました。

息の合わせ方というか、5人だからこそのバランスは、何度も何度も調整しましたね。

——その積み重ねが、今回のライブで見られるということですね。

ROZE: そうですね。

もちろん完成ではないです。でも、「この5人なら、この先もっとすごくなる」と期待してもらえるライブにはしたいです。

これからのBLACK GROW BERRYを楽しみにしてもらえる、そんな一日になればと思っています。

陽希: 新メンバーはもちろんですが、新曲と新衣装にも注目してほしいですね。詳しくはまだ言えないことも多いんですけど、それ以外にもいろいろ新しくなります。

過去のBLACK GROW BERRYを知っている人も、「別の新しいバンドを見に来る」くらいの気持ちで来てもらえたら嬉しいです。きっと新しい景色を見てもらえると思います。

Ba.陽希

「ファンがいたから、ここまで来られた」|BLACK GROW BERRYを支え続ける存在

——BLACK GROW BERRYにとって、ファンはどのような存在でしょうか。これからどのような関係を築いていきたいですか。

ROZE: 本当に大事な存在ですね。

2人でやっていた頃から苦労してきたからこそ、ライブに来てくれたり、SNSで応援してくれたりするみんなには感謝しかないです。

これからも、お互いに寄り添いながら、その時々の感情をライブで消化し合えるような関係になれたらいいなと思っています。

結局、一番はみんなの楽しそうな顔を見られたら、それだけで僕らも幸せなんですよ。だから、もっと楽しませたいですね。

EBICHAN: 僕にとってファンは、ただ応援してくれる存在じゃないです。一緒に成長していくために必要不可欠なパートナーですね。

本当に何も分からない状態から始めて、ここまで来られたのはファンのみんながいたからです。僕らだけでは絶対にたどり着けなかった場所だと思っています。

昔から応援してくれている人もいますし、その人たちの存在は本当に大きいです。ファンの皆さんがいたから気付けたこともあるし、成長できた部分もたくさんありました。

だからこれからも、一緒にBLACK GROW BERRYを育てていけたらいいなと思っています。

燿威: バンドって、やっぱりファンの皆さんの応援があって成り立つものだと思うんです。BLACK GROW BERRYっていう名前の通り、果実が育っていくように、ファンの皆さんと一緒に大きく成長していきたいですね。

僕らが大きいステージに立てるようになれば、応援してくれている皆さんも一緒にその景色を見られる。

そうやって、お互いに高め合える関係になれたら嬉しいです。

陽希: 僕にとってファンの皆さんは、自分たちの心の支えであり、活動するエネルギーそのものかなって思います。

しんどいことがあっても、ライブでお客さんの声や反応で元気になれたりしますし。

いつも SNS を見てくれている人も、ライブへ足を運んでくれる人も、最近知ってくれた人も、本当に大切な存在なんですよね。

だからこそ、BLACK GROW BERRY のライブや音楽を通して少しずつ恩返しを
していきたいと思っています。

tatsuya:どんな環境でも共通して思うのは、お客さんがいないとライブはできないってことです。たまたま僕らを知って、好きになって、ライブへ来てくれて、また来ようと思ってくれる人がいる。その人たちがいるから、活動を続けられるんです。

だから、来てくれた人にはチケット代以上のものを返したい。ライブが終わった時に「今日来て良かった」と思ってもらえるようなものを届け続けたいですね。

SNS も配信も、今はいろんなものがある時代です。そんな中で僕らを見つけてくれたことって、本当に奇跡みたいなことだと思うんですよ。

BLACK GROW BERRY を選んでくれた人たちを大切にしていきたいです。

関西を代表するバンドへ|BLACK GROW BERRYが描く未来

——BLACK GROW BERRYとして、今後目指していることや展望を教えてください。

ROZE: 今回の新体制で、ようやくスタートラインに立てたという感覚なんです。だから、まずは一歩ずつですね。

今は関西を中心に活動しているので、「関西といえばBLACK GROW BERRY」と言ってもらえる存在になりたいです。

そのために、一つ一つの対バンを大切にして、ワンマンも小さい会場からしっかり積み重ねていきたいと思っています。

——具体的に立ってみたいステージはありますか。

ROZE: 僕個人としては、やっぱりなんばHatchですね。あと、燿威ともよく話すんですけど、いずれZeppでワンマンをやりたいという思いもあります。

まずは今できることを積み重ねて、その先にそういう景色があればいいなと思っています。

——BLACK GROW BERRYの「黒く美しい果実」というコンセプトは、これからも変わらないのでしょうか。

ROZE: 根本は変わらないと思います。

でも、いろんなものを吸収していきたいんですよ。食わず嫌いせず、いろんな音楽や考え方を取り入れて、その上で自分たちらしいものにしていく。

だから変化していくこと自体は、全然いいことだと思っています。

逆に、いろんなものを吸収した上で、「これがBLACK GROW BERRYです」っていうものを持てたら面白いですよね。時代もどんどん変わっていきますし、肩に力を入れすぎず、柔軟に変化しながら進んでいきたいです。

読者へのメッセージ|「ライブハウスで待っています」

——最後に、この記事を読んでくださった皆さんへメッセージをお願いします。

ROZE: まずは読んでくれてありがとうございます。

ライブで一緒に、燃え尽きるまで暴れましょう。

EBICHAN: 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。

この記事を読んで少しでもBLACK GROW BERRYに興味を持っていただけたなら、ぜひ一度ライブハウスへ足を運んで、僕たちの音楽を体感してほしいです。

燿威: ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。

新体制になって、BLACK GROW BERRYは本当に全部が新しくなりました。

今まで応援してくれている方には、もっと深く好きになってもらえるライブを。まだライブを見たことがない方や、音源を聴いたことがない方には、新しい体験を届けられると思っています。

ライブハウスで待っています。

陽希: ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

新体制となったBLACK GROW BERRYを、ぜひチェックしてください。まずは8月11日の新体制始動主催ライブへ来てもらえたら嬉しいです。

そこで、今の僕たちを感じてもらえたらと思っています。

tatsuya: 記事を読んでいただき、ありがとうございました。

僕たちはまだ始動したばかりのバンドです。だからこそ、一回一回のライブを全力でやっていきます。

これからのBLACK GROW BERRYを、ぜひ応援していただけたら嬉しいです。

まとめ|5人だからこそ描ける、新しいBLACK GROW BERRYが始まる

2022年、Vo.ROZEとGt.EBICHANの2人から始まったBLACK GROW BERRY。

5 人となる新体制では、それぞれ異なる音楽ルーツを持つ Gt. 燿威、Ba.陽希、Dr.tatsuya の 3 人が加入し、ヘヴィで黒い世界観はそのままに、さらに厚みを増したサウンドとライブを作り上げている。

「一人でこだわるならソロでいい」と語るROZEの言葉通り、楽曲は5人全員で完成させるもの。

ライブもまた、メンバーだけではなく、フロアにいる一人ひとりと一緒に作り上げるものだという想いが、インタビューの随所から伝わってきた。

8月11日、大阪・LIVEHOUSE Rumioにて開催される新体制始動主催ライブは、新たなBLACK GROW BERRYの始まりとなる。

「関西といえばBLACK GROW BERRY」と呼ばれる未来に向けて。

その”真っ黒で美しい果実”がどのように育っていくのか、ぜひライブハウスで体感してほしい。

インタビュー:ヴィジュアル系百科 編集長 太田翔子

BLACK GROW BERRY

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この記事を書いた人

関西在住。大学では法哲学を専攻し、「ヴィジュアル系における自由と規律」をテーマに研究。音楽を通じた表現と社会的規範の関係性に関心を持ち、ヴィジュアル系という文化現象を美学・社会構造・言語の観点から読み解いてきた。現在はメディア運営者・ライターとして、執筆を通じてバンドの世界観を言語化し、ヴィジュアル系の魅力を広く伝える活動をしている。

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