
2026年8月12日。
大阪・心斎橋に位置するライブハウスOSAKA MUSEで、ヴィジュアル系シーンを熱くする新たなイベントが産声を上げた。
モザヰク主催【関西集結】。
2日間にわたって行われる対バンで、両日ともなんと9バンドずつ出演という大規模イベントだ。
関西バンドのみならず、全国から錚々たるバンドたちが集結し、鎬を削りあったこの日。
いよいよトリであるモザヰクの出番が近付く。
この夏の特別な思い出を心に焼き付けようと、フロアには沢山の観客たちが集っていた。
【関西集結-2026-】Day1舞台裏は上記Youtube動画で公開しているので、あわせてチェックしてみてほしい。
入場〜開演
ゆっくりと幕が開き、登場するギター・犬飼しょーご、ベース・将什、ドラム・一朗の3人。
赤と白の照明が激しく点滅する。
一朗が打ち鳴らした力強くシンバルを合図に、将什が叫ぶ。
「モザヰク、始めます!!」
1曲目|職業疑似恋愛
ショッキングピンクを基調とした彼らの衣装は、まさにこの曲『職業疑似恋愛』をテーマにしたもの。
アップテンポで激しいサウンドが、フロアのボルテージを跳ね上げる。
「風fufu泡fufu…
風fufu泡fufu…
歪んだ街を眺めに行きたいわ」──モザヰク『職業疑似恋愛』より
過激な歌詞と呼応し、サビではゆらゆらと怪しげにハートを飛ばす振り付け。
「存在意義とかいらないわ
所詮この部屋が創った世界だ」──モザヰク『職業疑似恋愛』より
ボーカルソロパートでは、大きく咲くモザヰカーたちの姿が。
フロントマンであるアスカ不在の中、決して歩みを止めることなく、この空間を創り上げた犬飼しょーご、将什、一朗の3人を讃えるように。
そして同時に、「アスカの居場所は此処だ」と示すかのように、堂々と両手を大きく広げていた。
2曲目|恋は愚か者が感じること
「大阪ー!!」
将什が煽り、フロアの高揚感が増していく。
一朗の鳴らすメリハリあるドラムが、この曲の疾走感と切なさを表現。
「嫌われたくはないし
空笑いするのに疲れる」──モザヰク『恋は愚か者が感じること』より
重厚でありながらタイトな、3人の息の合ったサウンドがOSAKA MUSEを支配する。
MC
曲が終わると、熱いメンバーコールが響く。
「本日は【関西集結】Day1、お越しいただきありがとうございます。
こうして開催できたのは、来ていただいた皆様と、
出演していただいたバンド様のおかげだと思っています。
誠にありがとうございます!」
将什が感謝の言葉を告げると、温かく大きな拍手が起こった。
「正直言うと、自分が憧れていた時代と比べて、
ヴィジュアル系活気ないなとか、熱気ないなとか思ってたんです。
今日、ここに来るまでは。
…やれると思います。皆さんを見ていると!」
熱い想いのこもった言葉に、頷くモザヰカーたち。
「嵐を呼ぶバンド、モザヰクなので。
関西の台風の目になってやっていこうと思います。
何卒よろしくお願いします!!」
3曲目|デビル・ガールズ
一朗の叩きつける、まさに嵐のようなビートにあわせ、モザヰカーたちは激しくヘドバン。
「Monster lady
いい加減何様?
お調子者はノーメイクで勝負しろ」──モザヰク『デビル・ガールズ』より
笑顔でジャンプをしながらベースを奏でる将什。
間奏では犬飼しょーごがお立ち台に上がり、観客たちを見渡しながら、艶のあるギターソロを響かせた。
4曲目|舌
モザヰカーたちと同じか、それ以上に勢いよく頭を振る将什。
「SとM絡み合う愛
舌が交わる好きなだけ」──モザヰク『舌』より
犬飼しょーごが下手へ、将什が上手へと入れ替わり、熱気と狂気が渦巻くフロアはさらにヒートアップ。
一朗が天高くスティックを突き上げ、爆発力のある一撃を轟かせると、モザヰカーたちは猛烈な回転ヘドバンで応えた。
そして。
「次やる曲、上手と下手に分かれて喧嘩するみたいな感じやねんけど、いける!?」
何やら物騒な将什からの呼びかけ。
笑顔で腕を突き上げて、気合い十分なモザヰカーたちであった。
5曲目|精神的な苦痛と歪な愛情の行方
OSAKA MUSEの観客たちが一斉にぶつかり合う、ウォール・オブ・デス。
「存在価値がバグっていくよ
僕を受け止めて
掴んでほしいのに 壊レテ逝ク」──モザヰク『精神的な苦痛と歪な愛情の行方』より
観客たちがひとつになり、ジャンプしながら力強く拳を突き上げる。
そして曲終わり、将什が告げる。
「関西集結、俺らだけで完結させようと思ってたけど、
一人のボーカリストが『1曲だけやらせてください』と言ってくれました。」
出て来てください!!」
ステージに姿を現したのは、なんとナキリのボーカル・痕。
悲鳴にも似た歓声を上げるモザヰカーたち。
黒色の学ランに身を包んだ痕は、
「なんで今日学生服(衣装)じゃないねん!」
と笑いを誘いつつも、鋭い眼光をフロアへ向けて叫ぶ。
「関西集結盛り上げていこうと思うんで。
バカになる準備はいいか!?」
6曲目|猿
マイクを頭に打ち付けて観客たちを煽り、強烈なシャウトを響かせる痕。
空気を切り裂くように、ラウドな『猿』がOSAKA MUSEに轟く。
この瞬間を噛み締めるように聴き入る者。
そしてジャンプ、折り畳みと、力の限り暴れる者。
「上にノシアガルぜ
このバンドで
ギター担いでステージへ」──モザヰク『猿』より
痕は一言一言を、目の前のモザヰカーたちに伝えるように歌い上げる。
「ありがとうございました!!」
フロアへ、そしてモザヰクメンバーたちへ感謝を告げ、将什と抱擁を交わす。
惜しむような歓声と拍手に見送られながら、痕はステージを後にした。
ラスト|ザ・パニック
「一番でかい声ください!!」
将什の言葉に応え、この日一番の大きな声と拳を上げるモザヰカーたち。
「嗚呼現実は見たくなくなった
糞みてぇな人生LAPAPAPA」──モザヰク『ザ・パニック』より
深く抉るような将什のベースライン。
お馴染みのピースを作る振り付けでは、一朗もスティックを握る手をピースにして上げる。
OSAKA MUSEが一体感に包まれ、【関西集結-2026-】Day1は大盛況のうちに幕を下ろした。
まとめ
「ありがとうございました!
この景色を見たくて、頑張ってきました。」
演奏を終え、ステージ上で並んだモザヰクメンバーたち。
その中央で、一朗が感謝の言葉を伝えた。
バンド主催のイベントとしては驚異的な規模、そしてとてつもない盛り上がりとなったこの【関西集結-2026-】。
困難が訪れようと、常に前を向き続けたモザヰクメンバーたち。
その想いに、出演バンド、そしてモザヰカーたちが全力で応え、創り上げた景色だ。
続くDay2では、どのようなステージが繰り広げられるのか。
その模様は引き続き本レポートにて記録していくので、お見逃しなく。
レポート:ヴィジュアル系百科 編集長 太田翔子

