【インタビュー】deva:ed、結成10周年へ|ヴィジュアル系とメタルを行き来する2人が語る、音楽へのこだわりと歩んできた10年

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華やかなビジュアルと、メタルを基盤とした重厚でテクニカルなサウンドを武器に活動する2人組バンド「deva:ed(ディヴァエデ)」。

ギターボーカルのYou-sukeとベースの彌生によって構成され、ヴィジュアル系とメタル、双方のシーンを行き来しながら独自の活動を続けてきた。

現在のスタイルに至るまでには、コロナ禍での思いがけない転機や、2人体制だからこその試行錯誤があった。

本インタビューでは、deva:ed結成の経緯から、2人の音楽的ルーツ、楽曲制作やライブへのこだわり、10周年ツアーの見どころ、そしてこれから目指す未来について話を聞いた。

目次

deva:ed結成の経緯|ボーカル不在から始まった2人体制と、コロナ禍での転機

——まず、deva:edがどのようなバンドなのか、初めて知る読者の方に向けて教えていただけますか。

You-suke: 僕らは、ギターボーカルとベースの2人でやっているバンドです。

ジャンルで言うと、見た目はヴィジュアル系ですけど、サウンド的にはメタル系を意識してやってます。結構、僕は北欧系のメタルが好みなので。

見た目とサウンドはちょっと違っていて、男の人も女の人も好きになってもらえたらなっていう感じですね。

——ギターボーカルとベースの2人組という編成も、なかなか珍しいですよね。

You-suke: そうですね。

——結成の経緯や、現在に至るまでの過程も教えていただけますか。

You-suke: 元々、お互い別のバンドをやってまして。彌生は僕の後輩バンドのメンバーだったんです。そのバンドがメンバーを探してたんですけど、なかなか見つからないと。

それで、「ちょっと一緒にやるか」っていう感じになりましたね。

彌生: You-sukeさんは僕のベースの先生でもあるんですよ。

——そうなんですね!

彌生: そういう関係もあって、バンドのことを相談していた相手でもあったんです。

一緒にバンドをやることになってから、You-sukeさんがギター、僕がベースで、他のメンバーを探したんですけど、ボーカルが見つからなくて。

You-suke: 全く見つからなかったですね。メンバー募集とかでかなりの数会ってるんですけど、なかなか「この人やな」っていうのが見つからなくて。

本来はちゃんと5人ぐらい集めて、フルバンド体制で活動しようと思ってたんですけど。

彌生: メンバーが集まらんことにはライブもできへんな、と。ちょっと行き詰まってしまったんですよね。

You-suke: ライブして出会いをいろいろ広げて、やりながら探すことにしたんです。でも「じゃあ誰が歌うねん」ってなって(笑)。

その時にいたメンバーの中で、僕が一番歌がマシやったんで。「とりあえずこれでやるか」っていう。そこから10年ですね。

続けてたら僕が歌ってるのも定着してきたし。2人でやってるのも結構珍しいし、インパクトはあるかなと思って、「このままでいっか」と。

彌生: だんだん探すこともなくなりましたね(笑)。

You-suke: これが自分らかな、と思って。

——サポートメンバーを迎えず、2人で活動を続けられているというのも珍しいですよね。ボーカルについては特に、かなり多くの人と会われたということですが、どのような基準で探されていたのでしょうか。

彌生: 歌が上手い下手はもちろんだったんですけど、やっぱり人間関係ですよね。連絡がちゃんとできるとか。基本的なところができる人って、意外と少ないっていう。

You-suke: ボーカルってすごく難しいパートなんですけど、カラオケとかで歌ったりは誰でもするので、「すぐできるだろう」っていう感覚の人が多いのかなっていう印象でしたね。

思ってるより、バンド活動するのは大変ですし、死ぬ気でやれる人を探してたんで。

下手でも頑張って練習すれば絶対良くなっていくと思ってたんで、そんなに実力主義では探してなかったんですよ。根性があって、本気でやれる人は全然いなかったですね。

Gt&Vo.You-suke

——歌の実力以上に、バンド活動に本気で向き合える人を求めていたんですね。

You-suke: そうですね。

——例えば今から、理想とするボーカリストが「どうしてもdeva:edに入りたいです!」と希望されたら、どうされますか?

You-suke: 今から入りたいですっていう人も、なかなかそれはそれで根性あるなと思うんですけど…入れないっす(笑)。

彌生: You-sukeさんの声が好きっていう人もやっぱり多いので、そこを変えちゃったらdeva:edが違うものになっちゃうかなっていう感じはしますね。

——今のお二人での体制が、deva:edのスタイルとして確立されているんですね。ちなみに、結成当初からヴィジュアル系バンドとして活動されていたのでしょうか。

You-suke: いえ、違いますね。最初の2〜3年ぐらいは、もっと男らしい雰囲気のメタルバンドでした。メイクもしてなかったです。

——そうなんですね!そこから、どういったきっかけでヴィジュアル系のスタイルになったのでしょうか。

You-suke: メタルバンドでありつつ、ヴィジュアル系のイベントにもわりと出ていて。知り合いも多かったし、お誘いいただくことが多かったんですよね。

ただ、コロナ禍になってライブができなくなって。当時、関西は特にすごく厳しかったんで、メイクさんたちも「バンドのイベントがないから仕事がない」みたいな感じになってて。

「この状況はまずいな」ということで、まずはメイクさんに仕事を依頼しようと。そこからメイクをするようになりましたね。

——そうだったんですね!ロックやメタルのバンドからヴィジュアル系のスタイルへ移行された理由として、初めて聞くお話です。

You-suke: 戦略とかじゃなかったんですけど、メイクしてやってたらそれなりに反応も良くて。そのまま外せずに(笑)。

彌生:もうメイクしてるのが普通になったんですよね。

——今は結構濃いメイクをされているので、逆にメイクをされていないお二人があまり想像できないです(笑)。

You-suke: でも、今も普通にすっぴんで写ってる写真もXとかに上げたりしてます。

彌生: YouTubeの動画とかでも、すっぴんで普通に映ってますしね。

You-suke: ツアーVlogみたいなやつとかね。

——どちらのスタイルも自然に取り入れられているんですね。

You-suke: そうですね。

2人の音楽的ルーツとバンド活動の原点|身近な存在が導いた、音楽への道

——お二人の音楽的なルーツについても教えていただけますか。

You-suke: 僕は最初、ヴィジュアル系を聴き漁ってたんですけど、アーティストたちが影響を受けた音楽を探っていくと、洋楽のアーティストに辿り着いて。

自分自身、ずっとギター1本でやってたんで、世界的に有名なギターヒーローたちを聴いていきました。

ジャンルでいうとプログレッシブメタル。変拍子を多用した、ちょっとつかみにくいややこしいバンドが好きですね(笑)。

——プログレッシブメタルは壮大なスケール感もあって、テクニックを極めた人たちがたどり着く場所、みたいな印象があります。ちなみに、You-sukeさんがギターを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

You-suke: 若い頃ちょっとフラフラしてたんで(笑)。

音楽は好きやったんですけど、親が「ギターでもやってみたら」って言ってくれたのがきっかけですね。何かやっとかないと変な方向に進んでも困るから、っていうのもあったのかもしれないです。

——何か夢中になれるものを見つけてほしかったのかもしれませんね。ご家庭が音楽一家だったりしたんですか?

You-suke: いや、全く違いますね(笑)。家にギターがあったとか、そういうのでもないんです。

何か没頭するものがある方がいいと、親は思ったのかもしれないですけど。

——結果として、ギターという選択が人生を変えたんですね。彌生さんはいかがでしょうか。

彌生: 僕はもともと歌謡曲とか、邦楽のロックが好きやったんですけど。

学生の時に、友達ですごいいろんなバンドを勧めてくれる人がいて。「こういうバンドもあるよ」「こういうバンドもあるよ」って、めちゃくちゃ勧められたんです。

その時に聴いたのがヴィジュアル系のバンドでした。それがいろんな意味で衝撃的で(笑)。

それまで歌モノばっかり聴いてたんで、「なんだこれは」って最初は思ったんですけど。だんだん癖になっちゃって、ヴィジュアル系にハマっていきましたね。

その友達がめちゃくちゃ詳しい人で、自分でノートを作ってたんですよ。アーティストの年表みたいなのを書いて。バンドがデビューしたとか、どの曲が一番売れて何百万枚売れたとか、バンドごとにまとめてるんですよ。

それを見せられながら、いろいろ教えてもらいましたね。

——すごいですね!その方こそ“ヴィジュアル系百科”かもしれない(笑)。

彌生: 本当、歩くヴィジュアル系百科みたいな(笑)。

ヴィジュアル系に限らず、上の世代から今の世代まで、いろんなアーティストをまとめてましたね。

——研究者みたいですね。ちなみに、ヴィジュアル系を初めて聴いた時は、どんなところに衝撃を受けたんでしょうか。

彌生: 見た目ももちろん衝撃的だったし、歌い方も「こんな歌い方するんだ」みたいな。

でも、何回か「気になるな」と思ってMVとか見てたら、ハマっちゃったんですよね。そこから雑誌とかも読みましたし、いろんなアーティストを聴いてましたね。

——だんだん魅力に引き込まれていったんですね。

彌生: そうですね。

それでYou-sukeさんも言ってたように、バンドのメンバーがもともと好きだったバンドとか、影響を受けてるバンドって何なんやろうな?と深掘っていきました。

ずっとヴィジュアル系ばっかり聴いてたんですけど、deva:edをやり始めてからは、海外のベーシストのソロ作品とかも好きになりましたね。You-sukeさんが結構テクニカルなバンドとかいろいろ知ってるんで、教えてもらったりしてます。

Ba.彌生

deva:edの楽曲制作|独自の世界観を描く歌詞と、緻密に構築されたメタルサウンド

——続いて、deva:edの楽曲制作についてお聞きしたいと思います。作詞・作曲にあたって、こだわっていることなどはありますか。

You-suke: 作曲は基本的に僕が作ってるんですけど、「どっかに似てるな」っていうものにはしたくなくて。結構時間はかかっちゃいますけど、練りに練ってますね。

やっぱりメロディーラインが綺麗なのが2人とも好きなので、そこは大事にしてます。

あと、テクニカルな部分も自分たちのバンドの一つのセールスポイントかなと思って。やっぱり2人でやってるので、何かプラスアルファが多くないと、他のバンドさんたちよりも弱くなってしまうなと思うんです。

曲の構成とか作りも少し変わってますし、テクニックの部分でも結構派手に出るっていうところが、こだわりですかね。

——実際にライブを拝見していても、ギターソロやベースソロをじっくり楽しめる場面があったかと思えば、サビでは手扇子が広がるようなメロディアスな展開もあり。見ていて飽きない、楽曲の幅広さを感じます。彌生さんはベースのフレーズを考えたり、アレンジされたりするのでしょうか。

彌生:はい、 ベースラインは自分で考えてますね。

いろいろフレーズを作っていって、「ここはこうしてほしい」とか、「ちょっといけてないな」みたいなのがあったら修正していくっていう感じです。

——ベースラインを考える時に、こだわっていることはありますか。

彌生: あんまり邪魔しないように、っていうのは一つありますね。

歌を一番重きに置いてるので、歌の後ろとかでいろいろやっちゃうと、邪魔になったりもするし。ギターソロの裏でもそうですけど。

——作詞についてはいかがでしょうか。

You-suke: 作詞に関しては、別の方にお願いしてるので、僕らは一切書いてないんですよ。

まず最初に曲を作って、その曲のイメージとか雰囲気に合わせた歌詞を書いていただいてます。

他のバンドにはない独特な世界観で。さらっと読むだけじゃすぐに理解できない、ちょっと難しい内容にはなってますね。

——作詞を外部の方にお願いされているというのは、珍しいですね!

You-suke: 基本的にボーカルが書くとは思うんですけど、自分自身は基本的にギタリストであって、根っからのボーカリストではないので。歌詞を書くっていう能力はないと思ってるんですよね。

——ご自身で歌詞を書いてみようと、チャレンジされたことは?

You-suke: 学生の時とかは、書いてみたこともあります。

でも、deva:edでは最初からずっと書いていただいてるんで。今更自分で書いたら、なんか子供が書いたみたいになってしまうなと思って(笑)。

——逆に、You-sukeさんがどんな歌詞を書かれるのかも気になりますね(笑)。いつか会場限定などで、You-sukeさん作詞の楽曲があっても面白そうです。

You-suke: 頭の片隅に入れときます(笑)。

ライブへのこだわり|音源の再現性と、2人とは思えない迫力を追求

——そんなお二人で制作された楽曲をライブで演奏するにあたって、意識されていることはありますか。

You-suke: ライブバージョン的なのもあったりするんですけど、煽る部分をちょっと長くしたりとか。

基本的には、音源をちゃんと再現するっていうところを大事にしてますね。

自分が好きなアーティストのライブを観に行った時に、「CDでずっと聴いてた、この歌とかギターソロを実際に生で見てみたい!」と思うんですよ。その時に全然違うことをされると、ちょっとがっかりしてしまうので。

音源を聴いてライブに来た人は、やっぱりそれを実際に生でどういう風に再現してるかっていうのを見たいかなと思って。

あんまりその時のフィーリングで変えるとかいうのが好きじゃないので、できるだけきちっと再現して、精度の高い演奏をするっていうのはライブで意識してますね。

——わかります。音源で何度も聴いていた曲を生で聴けた時に、「これが聴きたかったんや!」っていう感動がありますよね。お客さんの楽しみ方については、何か意識されていることはありますか。

You-suke: 自由に楽しんでくれたらなっていう感じですね。

振り付けとかも、今は結構みんな揃えてやってくれてますけど、どんな楽しみ方でもいいので、みんなが楽しいと思うノリ方をしてくれればいいかなって。

振り付け動画を出して「こうしてください」みたいなバンドさんもいたりしますけど、僕らは全くノータッチというか。

——あの振り付けは、ファンの方の間で自然発生的に生まれたものなんですね。

You-suke: そうですね。

なんとなく「こういうリズムとか、こういう曲調はこういう振りや」っていうのが、多分あるんやと思います。だから、初めて見た人でもできちゃうみたいな。

ありがたいですけどね、そういう風にしてくれて。こっちもステージから見てて、みんなが揃ってるのはすごく嬉しいですし。

——ライブ当日のルーティンなどはありますか。

彌生: 僕はエナジードリンク飲むぐらいですかね。You-sukeさんはお酒飲んでますよ。

——そうなんですか!(笑)

You-suke: 僕はいつも、入りしてとりあえず飲んでます(笑)。

メタルとかのイベントだったら、みんな当たり前に飲んでて、楽屋が飲み会みたいな感じになってたりするんですけど。ヴィジュアル系はそういうことないですね。

お世話になってる先輩からの「バンドマンは飲めないと」という教えが、染みついてるのかもしれないですね。

でも、飲みすぎないようには気をつけてます。

——ちなみに、いつも何を飲まれるんですか?

You-suke: 基本的にはハイボールです。

みんなライブ終わってから飲んだりするんですけど、僕はリハの時でも飲んでますね。

——リハの時にはもうお酒が入っているんですね(笑)。ほかにも何かルーティンはありますか。

You-suke: 本番前は絶対に手を洗います。

なんか気持ち悪いというか、ちゃんと手を洗ってからじゃないと楽器を弾くのが嫌で。手の滑りというか、感覚というか。

妙に手が熱い時も気持ち悪くて、冷やしたくなったりとか。

——手の感覚が繊細なんでしょうか。入りしてすぐにお酒を飲まれるお話とのギャップが面白いです(笑)。

You-suke: そうですね(笑)。

——2人組ならではのライブでの工夫についてもお聞きしたいです。4人組や5人組のバンドと比べると、ステージ上の人数が少ない中で、意識されていることはありますか。

You-suke: やっぱり人数が少ないっていうのを感じさせないように、できるだけ大きく動いてっていうのはやってますね。

ただ、僕はどうしても歌ってるとマイクの位置から離れられないので、そこは彌生に頑張ってもらってます。

あと、サウンド面でやっぱりハードで激しく聴こえるように、音作りは意識してますね。

音の激しさや音圧は、ライブにおいて大事やと思ってるんで。2人で出す音の迫力を、いかに出すかっていうのは、PAさんともいろいろ相談してます。よく出てる箱のPAさんはわかってくれてるんで、あんまり何も言わなくても、僕らがこうしてほしいっていう音に仕上げてくれてたりしますね。

——素晴らしいチームプレーですね。

10周年ツアー『Road to 10th Anniversary Tour』|ヴィジュアル系とメタル、2つのシーンへの感謝を込めて

——現在開催中の10周年ツアー『Road to 10th Anniversary Tour』は、どのようなイベントになっていますか。

You-suke: 自分たちが10年を迎えるにあたって、今まですごくお世話になってきたバンドさんとか、仲いいバンドさんに声をかけさせてもらいました。

東名阪で2本ずつ組んでいるんですけど、ヴィジュアル系のイベントが3本、メタル系のイベントが3本という形にしています。

——新しい姿を見せるというより、これまでの活動の総集編のようなイベントなんですね。しかも、ヴィジュアル系とメタルの両方で開催されているという。

You-suke: そうですね。ありがたいことに、皆さんすぐ「出るよ」と言っていただいて。

東名阪でヴィジュアル系とメタル、それぞれ違うバンドさんに出てもらってるんで、全部で30組ぐらいですね。

——お世話になった方や仲のいい方だけで30組も集まるというのは、10年活動されてきたからこそですね。

You-suke: なんやかんや長くやってるからですね(笑)。

大阪のイベントでは大阪のバンドだけ、東京は東京のバンドだけという感じで。ヴィジュアル系もメタル系も、全員が地元で出演するようにしましたね。

——ヴィジュアル系編とメタル編では、お客さんの層も結構違うのでしょうか。

You-suke: 全然違いますね。メタル系の時は、圧倒的に男のお客さんが多いです。

——ノリ方もきっと違いますよね。

You-suke: 違います。メタル系の方が自由ですね、振りとかそういうのもないので。

——セットリストも、ヴィジュアル系編とメタル編で変えられているんですか?

You-suke: わりと変わりますね。メタルの時の方が激しい曲とか、自分たちが男らしいと思う曲を多くしたりします。

でも、全部違うわけではないですよ。

——ということは、例えばヴィジュアル系のイベントではファンの方が手扇子をしている曲でも、メタルのイベントでは全然違うノリ方をされているんですね。

You-suke: そうですね。

彌生: 最前(列)には、普段ヴィジュアル系のイベントに来てくれてるお客さんも多いんで、メタルファンの人がそれを見ながら、後ろで真似してくれていたりもしますよ。

——メタルファンの方が、ヴィジュアル系の振り付けを見よう見まねでされているんですね(笑)。

You-suke: メタル系のお客さん、特に男の人はギターソロとかテクニカルな部分が好きな人が多くて。見方というか、視線の送られ方も違うなと感じますね。

——ヴィジュアル系のファンの方は、ギターソロやベースソロになると、好きなメンバーに向かって咲いたりする方も多いと思うのですが。

You-suke: そうですね。メタル系の方は腕組んで、結構じっくり見てる感じです。

——同じdeva:edのライブでも、出演するシーンによってフロアの光景が大きく変わるんですね。私はまだヴィジュアル系のイベントでしか拝見したことがないので、メタル系のイベントもぜひ観てみたいです。

You-suke: ぜひぜひ。

11月22日、結成10周年記念ワンマンへ|初の入場無料ライブで感謝を届けたい

——10周年ツアーを経て、いよいよ11月22日には結成10周年記念ワンマンが開催されます。意気込みを教えていただけますか。

You-suke: やっぱり自分たちの今までの歴史というか、集大成になるので。もちろん気合いも入ってますし、みんなが「すごい一日だったな」って思えるようなライブにしたいなと思って、いろいろ準備して考えてます。

あとは当日無料なので、まだdeva:edを見たことがない人にも来てもらって、その先もまた来てもらえるようないいライブにしたいな思ってます。

——ツアーファイナルであり、10周年記念のワンマンが無料で観られるというのは、初めての方にとっても足を運びやすい機会ですね。

You-suke: やっぱり応援してくれるファンの子たちがいるから、自分たちがやっていけてるので。

沢山の方に来ていただいて、今までの感謝の気持ちをそこで伝えられたらなと思ってます。

彌生: 入場無料ライブって、僕ら初めてなんですよ。

——そうなんですか!初の無料ワンマンという意味でも、記念すべき公演になりますね。

You-suke: そうですね。全国から観に来てくれたらなと思います。

——ヴィジュアル系のファンの方も、メタルファンの方も集まって、会場がいっぱいになるといいですね。どんな景色が広がるのか楽しみです。

今後の展望|ノンストップで20年、30年。さらに大きなステージへ

——10周年という節目を迎えるdeva:edですが、今後の展望や、バンドとして目指していることについても教えていただけますか。

You-suke: 長くやってるから、名前は知ってくれてる人は結構多いとは思うんですけど。そういう人にも一回足を運んでもらって、もっと大きい会場でもできるようになっていきたいですね。

あと、東京でもワンマンしたいなと思ってます。ワンマンは大阪や名古屋では何回もやってるんですけど、東京ではまだやってないので。

結構、早く解散しちゃうバンドとか、活動休止しちゃうバンドって多くて。なかなか10年続いてるバンドも少ないんですよね。20周年とか言っても、活動してない時期が長いバンドもいたりしますし。

僕らはノンストップで10年やってるんで、これからもノンストップでずっとやっていきたいですね。「deva:ed、めっちゃ長いことやってるやん」「いつまでもやってんな」って思われるぐらいのところまでいきたいです(笑)。

——ノンストップで20年、30年と続けていきたいということですね。ちなみに、大きい会場というお話もありましたが、具体的に目指している会場はありますか?

You-suke: こういうインタビューとかやったら、「それは武道館ですよ」とかって言うべきなんかもしれないですけど(笑)。

意外と現実的かな。大阪やったら……BIGCAT。

——ヴィジュアル系とメタル、両方のファンが集まるBIGCAT公演も面白そうです。

You-suke: そうですね。どちらにも仲良くしてるバンドが多くて、メタルとヴィジュアル系をごちゃ混ぜにしたイベントはできるので。

いつか大型フェス的なイベントができたら楽しそうですね。

——ヴィジュアル系とメタルの融合フェス!いいですね。両方のジャンルに共通する部分もありますし、ぜひ実現していただきたいです。

You-suke: 昔みたいに「ヴィジュアル系はヴィジュアル系」みたいな感じでもなくなってますし。

どっちにも出てるバンドさんもいらっしゃるので。メタル系でもメイクしてたりとかしますしね。

——彌生さんは、今後の展望や目指していることについてはいかがでしょうか。

彌生: やっぱり、楽しいことをやっていきたいなと思ってますね。

今まで、面白いことや独自の企画を多くやってきたんですよ。そういう楽しいことにお客さんも共感してくれて、「deva:ed好きやな」って思ってくれている部分もあるので。

これからも楽しいことを考えて、企画してやっていって、それに共感する人を増やしていきたいなと思ってます。

——deva:edの楽曲は重厚で激しいものも多いですが、ライブのフロアは皆さんすごく楽しそうなんですよね。どこか多幸感が溢れているというか。楽曲の雰囲気とのギャップも魅力的だなと感じます。

You-suke: ああ、でもそうかもしれないですね。うちはヴィジュアル系によくあるような、暗い感じは一切ないです。

——純粋に音楽を楽しんでいるような、楽しい雰囲気がありますね。これからもdeva:edならではの、ユニークな企画やイベントを期待しています。

読者へのメッセージ|生の音圧とライブの楽しさを体感してほしい

——最後に、いつも応援してくださっているファンの方や、この記事で初めてdeva:edを知った読者の方へ、メッセージをお願いします。

You-suke: ライブが一番、自分たちを表現できる場所やなと思ってるので、もっとたくさんの方に足を運んでほしいなと思いますね。

今ってYouTubeやったり、SNSでの発信っていうのがあるので、ライブに行かなくても結構いろいろ見れたりはするんですけど。やっぱり生の楽しさとか、音圧っていうのを体験しに来ていただきたいなと思ってます。

まだ知らない方は、ぜひ一度来てほしいです。いつも来てくれてる方たちには、引き続きよろしくお願いします!

こういうインタビューもあんまりないので、珍しいかもしれないですね。今って自分たちでいろいろ配信できちゃうから、媒体もすごく減ったじゃないですか。

なので、この記事を見て興味を持ってくれたら嬉しいです。

彌生: 音楽のルーツとか、ライブ中に意識してることとか、あんまり話す機会もないので。そういう意味では、今まで来てくれてるお客さんにも楽しんでもらえるような内容になったんじゃないかなと思います。

初めて見た方も、この記事で興味を持っていただいて。まずはYouTubeとかでもいいですし、音楽も聴いてもらって、あとは勇気を出してライブに来ていただけたら嬉しいです。ぜひお願いします!

まとめ|結成10周年の先へ、ヴィジュアル系とメタルを繋ぐdeva:ed

deva:ed

ヴィジュアル系とメタル、2つのシーンを行き来しながら、独自のスタイルを築き上げてきたdeva:ed。

これまで関わってきたバンドへの感謝を込めた10周年ツアー。そして、その集大成として開催される11月22日の入場無料ワンマンライブは、deva:edにとっても、応援してきたファンにとっても、特別な一日になるだろう。

「これからもノンストップでずっとやっていきたい」

そう語るYou-sukeの言葉通り、10周年はまだ通過点に過ぎない。

これからも2人が鳴らすヘヴィな緻密なサウンドと、その先に広がる新たな景色に期待したい。

インタビュー:ヴィジュアル系百科 編集長 太田翔子

deva:ed

X:@deva_ed

Instagram:@devaed_official

Webサイト:https://deva-ed.com

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この記事を書いた人

関西在住。2025年にWEBメディア「ヴィジュアル系百科」を開設。ライブレポ、インタビュー記事などを通して、ヴィジュアル系バンドの魅力を広く伝えている。毎月第一水曜日15時からFMおとくに(86.2MHz)にて放送中のラジオ番組「ヴィジュおん」パーソナリティーを務める。司会、タレントとしても活動中。

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