CASCADE「アキシオンヌ – 残響 – 」心斎橋CLAPPER公演 ライブレポート

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秋の深まりとともに、少し日暮れが早くなってきた2026年10月25日。

大阪・心斎橋にあるライブハウス、心斎橋CLAPPERにて、CASCADE『アキシオンヌ – 残響 – 』が開催された。

開演前の会場には、ステージ前方で今か今かと開演を待ちわびる人もいれば、後方でゆったりと過ごす人も。

頭上ではミラーボールが回り、軽快なダンスミュージックや、夕暮れ時に似合うメロウな旋律が会場を彩る。

いよいよ開演時刻が迫ると、楽しげな談笑が広がっていたフロアは、次第に静けさを取り戻す。

CASCADEの、奔放で色彩豊かな世界を堪能する時間が、まもなく始まろうとしていた。

目次

入場〜開演

やがて会場が暗転すると、ゆっくりと開いていく幕の向こうから、雷鳴を思わせる激烈な重低音が押し寄せた。

緑や紫の照明が妖しく交錯し、先ほどまでの穏やかな空気を一変させ、カスケーダー(=CASCADEのファン)たちの手拍子が次第に広がっていく。

まず姿を現したのは、ギター&ボーカル・MASASHI、ドラム・HIROSHI、そしてサポートベース・リウ。

一人、また一人と登場するたびに、温かな拍手が送られる。

そして最後に、ボーカル・TAMAがステージへ。

待ちわびたファンたちの拍手に迎えられ、いよいよ公演が幕を開けた。

1曲目|I WANNA KISS TONIGHT

HIROSHIの力強いドラムが、華やかな夜の始まりを告げる。

「タクシーを止めて 一人からつれ出して

会いに ゆくのさ」──CASCADE『I WANNA KISS TONIGHT』より

華奢な身体から放たれているとは思えないほど、伸びやかでよく通るTAMAの歌声。

カスケーダー(=CASCADEのファン)たちは、心地よいビートに身を委ねながら身体を揺らし、リズミカルに腕を動かす。

甘い言葉を軽やかに歌いながらも、TAMAの眼差しには凛とした鋭さが宿っていた。

2曲目|Digital少女

MASASHIが手拍子を促すと、カスケーダーたちも軽快なリズムに合わせて両手を叩く。

「わけ分かんない意味分かんない VolumeデカいTVコマーシャル

見栄っ張りは容赦ないぜ そんな彼女はDigital少女」──CASCADE『Digital少女』より

遊び心に満ちた歌詞に絡む、リウの小気味よいベースライン。

「泣きじゃくるように歌いながら 彼女死ぬまで笑わないぜ

ブラウン管を突っ走る」──CASCADE『Digital少女』より

HIROSHIのスネアは、乾いた風が吹き抜けるような爽快な響き。

その歯切れよいビートに乗せ、TAMAの高らかな歌声が躍る。

アウトロではカスケーダーたちが勢いよくジャンプ。

曲を終えると、「フゥー!」という歓声とともに、大きな拍手が巻き起こった。

3曲目|Midnight Runner

HIROSHIの重厚なドラムが、CLAPPERの空気を激しく震わせる。

軽快なリズムから一転、突如として凶暴なサウンドが炸裂した。

赤い照明がステージを染め上げ、MASASHIの激しく歪んだギターと、リウの抉るようなベースが絡み合う。

カスケーダーたちは力強く拳を突き上げ、全身で応える。

MC

「大阪ー! 久しぶりー!」

TAMAが明るい声で、カスケーダーたちへ呼びかける。

「春から秋に、あっという間やな!

最後の最後まで音のシャワーを浴びて、思いっきり楽しんでいこうぜ!

ついてこれっか?」

その呼びかけに、カスケーダーたちから大きな声が返ってくる。

久しぶりの大阪公演。

再会を喜ぶ声が交わされ、CLAPPERの熱気はさらに高まっていった。

4曲目|debug

弾むようなリウのベースが軽快に駆け巡り、、ひときわ鮮烈な存在感を示す。

両手を広げ、咲くカスケーダーたちの姿も見られた。

TAMAは蠱惑的な表情を浮かべ、しなやかに身体を動かす。

その仕草に誘われるように、カスケーダーたちはステージへ手を伸ばし、大きく振って音を感じていた。

5曲目|ダブルバインダ

軽快なイントロから、疾走感あふれるロックサウンドが弾ける。

アップテンポなビートに誘われ、カスケーダーたちは思い思いに身体を揺らし、勢いよく上体を折りたたむ姿も。

リウは全身でリズムを取りながら、しなやかにベースを奏でる。

そこへMASASHIの荒々しいギターが切り込み、軽妙な旋律に野性味を添えていく。

演奏が終わってもなお、残響がCLAPPERに漂う。

「ありがとうございました。」

TAMAが感謝を告げると、カスケーダーたちから大きな拍手と歓声が巻き起こった。

6曲目|HOT HEAVEN

「シャンパンビルに地下のSubway

Peacefulで綺麗な都会」──CASCADE『HOT HEAVEN』より

TAMAの柔らかな歌声が、都会の喧騒をどこか夢見心地な風景へと変えていく。

「明日もいいことあるように祈ってるよ HOT HEAVEN」──CASCADE『HOT HEAVEN』より

穏やかに言葉を紡いでいたかと思えば、時折鋭さを帯びるその声。

HIROSHIのハイハットは切れ味抜群で、細やかな金属音が小気味よく刻まれる。

「天使のロール 悪魔のクラップ 墓場だロック HEY HEY HEY!!!」──CASCADE『HOT HEAVEN』より

カスケーダーたちは歌詞に合わせて腕を掲げ、楽しげに身体を揺らす。

7曲目|恋愛前線完全勝利

「野郎どもグッドモーニング

ズボンはけ出発だ」──CASCADE『恋愛前線完全勝利』より

威勢のよい歌詞に乗せ、カスケーダーたちは勢いよくジャンプ。

軽快で愛嬌のあるメロディとは裏腹に、楽器隊が繰り出すのは骨太で荒々しいサウンドだ。

「突き進めヤングボーイ

突き進めヤングボーイ

休むな前進 おまえの根性みせたれ」──CASCADE『恋愛前線完全勝利』より

TAMAの突き抜けるような歌声が、前へ前へと駆り立てる。

8曲目|ミ・ツ・バ・チ

前曲の愛嬌あるメロディから一転、間髪入れずに刺々しいサウンドが炸裂。

TAMAの鋭いシャウトが、CLAPPERの空気を切り裂いた。

狂気を孕んだ、MASASHIのギターの歪み。

その背後では、リウのベースとHIROSHIのドラムが絡み合い、奔放な旋律を引き締めていく。

9曲目|カナリアROMANTIX

どこか郷愁を誘うイントロが、CLAPPERの空気を軽やかに塗り替える。

「自分のこと分からなくて

あの日の歌を思い出そうとしてる」──CASCADE『カナリアROMANTIX』より

晴れやかなメロディに誘われ、フロアにはカスケーダーたちの楽しげな表情が広がっていく。

MASASHIは落ち着いた佇まいで、クールにギターを奏でる。

赤や橙色の照明がステージを彩る中、TAMAの歌声が伸びやかに響いていた。

MC

「いやー、絶好調じゃないですか!」

TAMAが満足げに、カスケーダーたちへ語りかける。

「あ、今日物販に、遺品……。

間違えた、展示品!」

思わぬ言い間違いに、フロアから笑いが起こる。

今回のツアーでは「CASCADE Archive Exhibition」と題し、メンバーたちが提供した貴重なアイテムを物販コーナーに展示。

TAMAが過去のアーティスト写真やツアーで着用した衣装、MASASHIのオリジナルギター、HIROSHIの歴代ツアーパンフレットやファンクラブ会報など、CASCADEの歩みを物語る品々が並んでいるのだ。

しかし、TAMAはすぐさまこう続ける。

「過去を振り返ってる場合じゃない!

ほな、いくでー!」

10曲目|Super Boy Super Girl

「えばれるAge 狂っちゃおうか

爆発しそうな心臓

積もり積もったストレス満タン

鼻で すっとばそうぜ」──CASCADE『Super Boy Super Girl』より

飾り気のない、骨太なロックサウンドがCLAPPERを満たしていく。

赤を基調とした照明に、時折差し込む青い光。

MASASHIも、TAMAと共に軽快なメロディを歌い上げる。

「Hey僕らは Super Boy Super Girl…」──CASCADE『Super Boy Super Girl』より

TAMAは真っ直ぐにフロアを見据え、カスケーダーたちへ視線を送り続けた。

「Heyおまえ Heyおまえ Heyおまえ」──CASCADE『Super Boy Super Girl』より

ステージとフロアで交わされる小気味よい掛け合いが、会場の温度をさらに上げていく。

11曲目|プレイバック16

緩急の効いたサウンドに合わせ、カスケーダーたちは身体を揺らす。

「星屑のシックスティーン・ララバイ I can hear their SOS!!

生きてるって感じてるなら Oh」──CASCADE『プレイバック16』より

サビでは、歌詞に合わせて無数の手が左右に揺れ、フロアに穏やかな一体感が生まれた。

「スニーカーの底 星屑 詰めて

理由なんて 忘れて Shine」──CASCADE『プレイバック16』より

どこか少年の面影を感じさせる、儚い声で歌い上げるTAMA。

演奏が終わると、CLAPPERは大きな拍手に包まれた。

12曲目|SOSロマンティック

「時計じかけの太陽 カゲキな夏誘いだす

もっともっともっともっと よりそって」──CASCADE『SOSロマンティック』より

TAMAとMASASHIが軽妙な掛け合いを繰り広げ、弾むような旋律がCLAPPERを彩る。

カスケーダーたちがリズミカルに手を振り、甘美な詞世界に身を委ねる中、ギターの旋律が一抹の切なさを添える。

「どうしても ア・イ・シ・タ・イ

時を止めるから」──CASCADE『SOSロマンティック』より

時折、感情を露わにした表情を見せながら歌うTAMA。

「S.O.S ロマンティック 濡れて I LOVE YOU

二人が揺れてる 悪魔のように」──CASCADE『SOSロマンティック』より

白い照明が客席を明るく照らし、カスケーダーたちは両手で「SOS」を表す振り付けを披露した。

MC

「ありがとうございます!

なんかみんな、行儀よくなっちゃってんじゃないの〜!?」

MASASHIがカスケーダーたちへ問いかける。

「僕たちはいつも、素行が悪い人が大好きです!」

そして話題は、どんな素行の悪い人が好きなのかという、少々奇妙な方向へ。

「風邪移してくる人?」

ライブ中のカスケーダーたちとの距離の近さを、面白おかしく語るMASASHI。

するとリウも、自身の経験を明かす。

「俺はベース弾いてる時に、手を掴んでくる人。」

さらに、

「セットリスト盗んでくる人とかいたよね?」

と、過去のライブでの出来事を振り返る。

思わぬエピソードが飛び出し、和やかな笑いが広がるCLAPPER。

そしてMASASHIが、再びフロアへ呼びかけた。

「存分に楽しんでくれよ!

いくぞ、お前ら!」

13曲目|アイファクトロニー

TAMAがステージを離れ、MASASHI、リウ、HIROSHIの3人による演奏へ。

深紅の照明が照らす中、MASASHIがマイクを握る。

「カスピ海 太平洋 陸ならば

ナイル ガンジス 山だろが」──CASCADE『アイファクトロニー』より

どこか退廃的な空気を漂わせるサウンド。

MASASHIは時折舌を巻きながら、挑発的に歌い上げる。

リウはベースを高々と掲げ、反骨心を剥き出しにしたようなステージングを披露した。

終盤では、HIROSHIのシンバルに合わせてカスケーダーたちが勢いよくジャンプ。

「いいぞ大阪!

お前らの本性が見えてきつつあんぞ!」

MASASHIが満足げに叫び、一言。

「次は筋肉です。」

その言葉に、フロアから大きな歓声が上がる。

14曲目|テキサスフィットネス

「食らえ筋肉テキサスサーロイン

油DEATHカウント照り照り照り照り」──CASCADE『テキサスフィットネス』より

奇想天外な歌詞に合わせ、カスケーダーたちは拳を突き上げながら勢いよくジャンプ。

MASASHIの歌声にも一層熱がこもり、CLAPPERはたちまち愉快な熱狂に包まれる。

「上腕筋攻める上腕筋攻める上腕筋攻める」──CASCADE『テキサスフィットネス』より

畳み掛けるようなフレーズに、軽妙なビート。

「いいぞお前ら。不良か!!」

MASASHIの絶妙なツッコミにフロアから笑いが起こり、CLAPPERは賑やかな空気に包まれた。

15曲目|SURVIVOR

シンセサイザーの音色が軽快に弾み、ダンサブルなリズムがCLAPPERを満たしていく。

そこへ再び姿を現したTAMAは、瑞々しく透明感のある歌声を聴かせる。

「Everybody 今夜は世界をパッと盛り上げて

ひとつひとつのみんなに 笑顔を取り戻そう」──CASCADE『SURVIVOR』より

壮大な広がりを感じさせるメロディに、HIROSHIの力強いキックが重なる。

「遠いリバーブに思い出が蘇る

ボクは泣くのをやめて気付いたの」──CASCADE『SURVIVOR』より

リウとHIROSHIのリズム隊は、粒立ちのよい硬質なサウンドで楽曲を支えた。

その上を漂うのは、MASASHIの柔らかなギター。

青い照明がステージを染め上げ、まるで果てしなく広がる空や海を思わせる、清々しい景色が広がっていく。

「ひゃらり ボクら Survivor」──CASCADE『SURVIVOR』より

カスケーダーたちは右手を高く掲げ、TAMAの歌声に応える。

未来への希望に満ちたサウンドに、フロアから大きな拍手が送られた。

16曲目|Sexy Sexy,

「ねぇ? 部屋にこない?

ナイショのハナシ 聞かせてあげる」──CASCADE『Sexy Sexy,』より

重々しさと、弾むような躍動感を併せ持つリウのベース。

「情熱の かなたから蜃気楼

揺らして 揺らして

揺らして 揺らして

気持ちいいことパラダイス」──CASCADE『Sexy Sexy,』より

カスケーダーたちは手をひらひらと揺らし、軽妙なリズムに身を委ねる。

MASASHIのギターが艶めいた旋律を奏で、妖しい色香を添えた。

「星は青ざめ 花は乱れる

ヤミのなかからキラキラと映してるの」──CASCADE『Sexy Sexy,』より

TAMAは軽やかな歌唱から一転、感情を剥き出しにし、熱のこもった声を聴かせる。

17曲目|Dance Capriccio

「チョッチョッカプリチョ ダンスカプリチョ

Monday Tuesday Wednesday everyday イイ気持ち」──CASCADE『Dance Capriccio』より

陽気なリズムに乗せ、TAMA、MASASHI、リウが次々とお立ち台へ。

ステージ上を自由気ままに動き回るメンバーたちに誘われ、カスケーダーたちも楽しげに身体を弾ませた。

「ここは大阪やでー!」

TAMAが勢いよく叫び、さらにフロアを盛り上げる。

「さわげカプリチョ もえる射的場

あいつもねらい撃ち

飛び出せ V Jump」──CASCADE『Dance Capriccio』より

頭上ではミラーボールが回り始め、きらびやかな光がCLAPPERを彩った。

まるで賑やかな祭りのような、底抜けに明るい光景。

演奏を終えてもなお、カスケーダーたちのメンバーコールが鳴り止まない。

「大阪ただいま!

ついてこれるか!

ほないくで!!」

TAMAの威勢のよい声に、フロアの高揚感はさらに増していった。

18曲目|しゃかりきマセラー

軽快なポップサウンドから一転、骨太なロックがCLAPPERを揺さぶる。

MASASHIの歪んだギターに、リウの唸るベース、HIROSHIの豪快なドラミングが重なり、剥き出しの衝動を叩きつけていく。

「POH!」──CASCADE『しゃかりきマセラー』より

その掛け声に呼応するように、カスケーダーたちは勢いよくジャンプ。

一斉に腕を掲げて声を張り上げ、CLAPPERは一段と熱を帯びていく。

19曲目|第三機械時代

無機質なシンセサイザーの音色に、カスケーダーたちの手拍子が少しずつ重なっていく。

「人間なんて未完成と気付かないか???

機械の中のヒットラーが笑ってる」──CASCADE『第三機械時代』より

TAMAが真剣な眼差しで歌い上げる。

その姿に引き寄せられるように、ステージ前方へ身を乗り出すカスケーダーたち。

「ラパパッパ ラパパッパ ラパパッパ ラリパッパー

ラパパッパ ラパパッパ 第三機械時代」──CASCADE『第三機械時代』より

奇妙な語感のフレーズが、どこか呪文めいた中毒性を帯びて耳に残る。

20曲目|unfairly

どこか青春の甘酸っぱさを感じさせる、瑞々しいバンドサウンド。

MASASHIのギターは、輪郭を淡く滲ませたような音色で、懐かしい記憶を辿るよう。

「独りじゃない

独りじゃない

独りじゃない」──CASCADE『unfairly』より

TAMAは一言一言を噛み締めるように、力強く歌い上げた。

MC

「大阪CASCADE!

まだいけるかい?

もうひと暴れすっか! OK!?」

TAMAがフロアへ力強く呼びかける。

20曲を駆け抜けてもなお、衰えることのない会場の熱気。

まだまだ遊び足りないとばかりに、カスケーダーたちから「フゥー!」と大きな歓声が上がった。

21曲目|Distortion Pinky ~ぶっ飛ビートver

ピンクと黄色の照明が交錯する中、カスケーダーたちの「ハイ! ハイ! ハイ!」という掛け声が飛び交う。

荒くれたギターとベースが激しくせめぎ合い、HIROSHIのドラムが畳み掛ける。

その轟音にも埋もれない、TAMAの鋭利な歌声。

「チェリ チェリ エンジン バリバリ チェインソー

全てを いらいら白紙で ダイビング」──CASCADE『Distortion Pinky』より

間奏ではTAMAがステージ前方へ大きく身を乗り出し、カスケーダーたちの声を煽る。

「もっとやで!」

その一言に応えるように、フロアの掛け声は次第に大きくなっていく。

22曲目|パーティフルサルマンライフ

緩急の効いた、切れ味抜群のサウンドが耳を捉える。

「わっせわっせわっせ わっせわっせわっせ

わっせわっせわっせ どうにもこうにも感じちゃって」──CASCADE『パーティフルサルマンライフ』より

畳み掛けるようなリズムに、カスケーダーたちも大はしゃぎ。

愛嬌たっぷりのメロディとは裏腹に、TAMAは時折険しい表情を見せる。

「ひらめいて解き放って 何もかもが辿り着く

時には 絶望へ

答えのないあやふやさに 帰り道を探してる」──CASCADE『パーティフルサルマンライフ』より

カスケーダーたちのシンガロングも加わり、陽気さと切なさが入り混じる。

23曲目|ヘッチャラッチャ・クラッシュ

カスケーダーたちが一斉に拳を振り上げ、熱狂の渦が巻き起こる。

「爆弾つけて かっこをつけて 教室抜けて 廊下を走る

爆弾つけて 白黒つけて 学校抜けた 未来が今です」──CASCADE『ヘッチャラッチャ・クラッシュ』より

反骨精神に満ちた歌詞に重なるのは、牙を剥くようなギターと、容赦なく押し寄せる低音。

HIROSHIの歯切れよいスネアが小気味よく鳴り、心地よい疾走感を生み出す。

「指先ひとつで 世界が割れる

非常ベルを今 鳴らす前に さあ 蹴飛ばせ!!」──CASCADE『ヘッチャラッチャ・クラッシュ』より

TAMAは時折がなりを交え、挑発的に歌い上げる。

24曲目|0と1の黙示録

遥か彼方からゆっくりと迫るような、神秘的な旋律。

異国情緒を漂わせるサウンドに、HIROSHIの豪快なドラムが重なる。

「LA LA LA LA LA LA LA LA LA LA LA LA」──CASCADE『0と1の黙示録』より

TAMAは楽曲の世界へ深く没入し、どこか浮遊感のある歌声を聴かせる。

まるで異国の儀式に迷い込んだかのような、妖しい魔力を秘めた音に合わせ、手を大きく振るカスケーダーたち。

「ありがとう。」

TAMAが感謝を告げると、大きな拍手とメンバーコールが巻き起こる。

名残惜しい歓声に見送られ、CASCADEはステージを後にした。

アンコール|MC

本編24曲を終えてもなお、CLAPPERには「CASCADE!」とアンコールを求める声が響く。

やがてメンバーたちが再登場すると、「フゥー!」という大きな歓声。

「アンコールどうもありがとう!」

TAMAが笑顔で感謝を伝える。

「ツアーはまだ続きます。

この楽しさは、この場所だけのものやと思ってます。」

全国各地を巡るツアーの中でも、同じ夜は二度と訪れない。

その日、その場所に集まった人々としか分かち合えない時間を、大切にする言葉を投げかけた。

TAMAは、再びカスケーダーたちを煽る。

「もうひと暴れいけますか?

ほな、いくで!」

アンコール1曲目|FLOWERS OF ROMANCE

淡い桃色の照明がステージを染め、CLAPPERに華やかな情景が広がる。

頭上で右手をくるくると回すカスケーダーたち。

MASASHIのギターは、まるで風に舞う花びらのよう。

繊細な旋律がひらひらと舞い、TAMAの澄んだ歌声に優しく寄り添う。

「咲き乱れよ 若き乙女たちよ

咲き乱れよ 夏のヒマワリ」──CASCADE『FLOWERS OF ROMANCE』より

一言一言を丁寧に届けるTAMA。

瑞々しく優しい音色に、思わず涙腺が緩む。

アンコール2曲目|コングラッチェ

TAMAの眩い歌声に、HIROSHIの華やかなシンバルが重なる。

「走れ 走れ 夢をめがけ もっと もっと 来ませエナジー

後悔無用 邪魔するならハリテ」──CASCADE『コングラッチェ』より

夢へ向かってひた走るような、爽快な疾走感。

「燃えろ 燃えろ イバラを行け 叫べ 叫べ 胸はれAll Right

人生なんて 開拓 Divin’

コングラッチェ」──CASCADE『コングラッチェ』より

MASASHIはフロアを見渡し、楽しげに頷きながら笑みを浮かべた。

「コングラッチェ!」のフレーズでは、カスケーダーたちも一斉に声を揃える。

ステージとフロアで交わされる祝福の言葉が、CLAPPERを晴れやかな歓喜で満たしていった。

アンコール3曲目|VIVA NICE TASTE

リウのベースソロが炸裂し、カスケーダーたちは一斉に拳を突き上げる。

「見たも〜れ たくさんマネー これ全部

とっても食べれる量じゃないって

しびれていいかい しびれていいかい」──CASCADE『VIVA NICE TASTE』より

張りのある声で、奔放なメロディを歌い上げるTAMA。

フロアの熱気は最高潮に達し、CLAPPERは最後まで賑やかな歓声に満ちていた。

「ありがとう大阪! また来ます!」

TAMAが再会を約束し、ステージを後にする。

続いてHIROSHIが、カスケーダーたちへ語りかけた。

「ありがとう! 楽しめましたか?

僕も楽しかったです。

またみんなの笑顔、見に来ます。」

そしてMASASHIも、満足げな表情で口を開く。

「みんないいじゃん!

こっからのツアーも楽しみになってきちゃったね!

ありがとうございました!」

最後まで惜しみない拍手が送られる中、CASCADE『アキシオンヌ – 残響 – 』大阪公演は幕を閉じた。

まとめ

全27曲にわたり、色鮮やかな音楽で心斎橋CLAPPERを魅了したCASCADE『アキシオンヌ – 残響 – 』大阪公演。

軽妙で遊び心に満ちたポップサウンドから、剥き出しの衝動を叩きつけるロック、どこか哀愁を帯びた叙情的な楽曲まで──CASCADEならではの自由奔放な音楽性を見せつけた。

CASCADE Autumn Tour2026「アキシオンヌ – 残響 -」は、11月7日の北浦和Ayers、8日の仙台Space Zero、21日の名古屋・今池CLUB 3STAR、22日の京都ARCDEUXを巡り、11月30日のKOENJI HIGH公演へと続く。

その日その瞬間、新たな景色を切り拓いていくCASCADEは、これからどんな驚きと歓喜を届けてくれるのか。

予測不能な音楽の旅を、これからも楽しみにしていたい。

レポート:ヴィジュアル系百科 編集長 太田翔子

CASCADE

X:@CASCADE_news

Instagram:@cscd_official

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この記事を書いた人

関西在住。2025年にWEBメディア「ヴィジュアル系百科」を開設。ライブレポ、インタビュー記事などを通して、ヴィジュアル系バンドの魅力を広く伝えている。毎月第一水曜日15時からFMおとくに(86.2MHz)にて放送中のラジオ番組「ヴィジュおん」パーソナリティーを務める。司会、タレントとしても活動中。

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