DLESS「水無月バックドロップ」THE LIVE HOUSE soma公演 ライブレポート

  • URLをコピーしました!

Language

2026年6月8日。

大阪ミナミにあるライブハウス、THE LIVE HOUSE soma(ソーマ)で、Planet CHILD Music presents 「水無月バックドロップ」が開催された。

総勢8バンドが出演するこのイベントでトッパーを務めたのがDLESS。

フロアには様々なバンドのファンたちが行き交い、開演を心待ちにしていた。

目次

1曲目|VILLAIN

「さぁ、今宵も…激しく求め合おうか!!」

ボーカル・イヴの声とともに、モッシュが巻き起こる。

身体の芯まで響くような低音と、キレのいい高音が空間を鮮やかに彩っていく。

「Hey, what are you looking down on me for? I’ll bring you down, whenever I want

Guys, what are you looking down on me for? I’ll bring you down, whenever I want」──DLESS『VILLAIN』より

スラリとした細身のイヴから放たれるのは、強烈なデスボイス。

沁は髪を振り乱しギターを奏でる。

「正しさなんて誰が決めんだ

善も悪も塗り潰していく

仮面越しに笑ってりゃいい」──DLESS『VILLAIN』より

サビではマネキン(=DLESSのファン)たちがタオルを振り回す。

ドラム・-KouKi-も序盤からフルスロットルで、力強いビートを叩き込んだ。

「聴かせろ大阪!!」

イヴが煽り、マネキンたちは大きな声で応える。

2曲目|消えた純情

DLESSメンバーそれぞれの技巧が絡み合う。

「”suck my dick”

It’s the ending that the two of us didn’t want

底のない闇落ちてゆく

私は今どこに向かえばいいの?

今も譲れない

変わらないあなたへの愛が溢れて砂になった」──DLESS『消えた純情』より

イヴは感情を込めた切ない歌声と、攻撃的なデスボイスを巧みに使い分ける。

「恋人繋ぎをした手も

「愛してる。」の言葉も

私にとっては全部輝いていた」──DLESS『消えた純情』より

サビではメンバー全員がフロアを見渡す。

そして、壊れゆく心の悲鳴を思わせるギターソロ。

綾のベースが鳴り響くと、エンジンを吹かすように楽曲は狂気の渦へとなだれ込んでいく。

拳を上げるマネキンたちを、イヴが煽る。

「もっとよこせ!!」

3曲目|粛清ノ祭壇

危険な気配を振りまくイントロから始まったこの曲。

2000年代前半を思い起こさせるどこか懐かしい空気感。

秘めた邪悪な心のような、重厚で美しいギターソロを沁が奏でる。

4曲目|Crimson Bride

「いくぞ大阪!全員で跳べ!!」

イヴの声を合図に観客たちがジャンプし、somaを揺らす。

「In the garden of sin, I found your eyes

They whispered my name through the silence of night」──DLESS『Crimson Bride』より

マネキンたちの力強い拳ヘドバン。

「夢と現の狭間

溶けていくような君の体に身を委ねて

今も脈打ちながら絡み合う2人の赤い糸が導いたまま」──DLESS『Crimson Bride』より

イヴの歌声に寄り添う沁のギターフレーズが、もう一人の歌い手かのよう。

曲終わり、イヴが叫ぶ。

「さあ、まだまだぶち上げていけんのか大阪!!」

5曲目|THE RABBLE

メタルサウンドを軸としながらも、キャッチーなメロディが耳を奪う。

「掲げた理想 しがみつき足掻いた

あの日交わした夢まだ見据えて

届くはずと抗い続けて」──DLESS『THE RABBLE』より

サビでは華麗な手扇子が舞い、疾走感の中で優雅さを演出する。

「大阪ラストだ!!

全員地獄の底まで送り続けてやる!!」

ラスト|Vanity Sign

最後はDLESSを象徴すると言っても過言ではないこの曲。

「You cry for the person in your sight

Now I’m a changed monster

嘆く声は虚しく響いて」──DLESS『Vanity Sign』より

疾走感あふれるビートに乗り、マネキンたちは高速折り畳みヘドバンを見せつける。

「さあ、全部置いてけ大阪!!」

イヴが叫ぶと、フロアはヘドバンの嵐に。

-KouKi-はクールな表情を保ちつつ、時折微笑んでみせる。

「センキュー!大阪!」

マネキンたちのメンバーコールに見送られ、DLESSのステージは幕を閉じた。

まとめ

 「水無月バックドロップ」THE LIVE HOUSE soma公演トップバッターとして、その勢いをまざまざと見せつけたDLESSの4人。

MCなしで走り抜けた6曲の中に、彼らの音楽への熱い想いが詰まっていた。

7月28日には、同じく大阪ミナミに位置する心斎橋CLAPPERにて、DLESS 2nd ONEMAN LIVE「THE BEAUTIFUL TERRITORY」を開催する。

果たして、この日どんな姿を見せ、どんな音を聴かせてくれるのか。

マネキンたちと共に、ぜひ見届けて欲しい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

関西在住。大学では法哲学を専攻し、「ヴィジュアル系における自由と規律」をテーマに研究。音楽を通じた表現と社会的規範の関係性に関心を持ち、ヴィジュアル系という文化現象を美学・社会構造・言語の観点から読み解いてきた。現在はメディア運営者・ライターとして、執筆を通じてバンドの世界観を言語化し、ヴィジュアル系の魅力を広く伝える活動をしている。

目次