初心者バンギャ必見!まだ知られてないヴィジュアル系バンドの探し方

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「もっと早く知っていれば…」

そう思えるようなバンドに出会ったことはあるだろうか。

ヴィジュアル系の世界には、まだSNSなどでも話題になっておらず、ライブ動員も少ないバンドがたくさん存在する。

そうしたバンドは時に「ドマイナー盤」などと呼ばれるが、知名度が低いからといって楽曲や演奏のクオリティも低いかといえば、決してそうではない。

中にはライブ動員数(観客数)十数人ながら、実はメジャーバンド顔負けの実力を持つバンドも存在している。

原石のようなバンドと出会い、大きく育っていくのを見届けたいなら、「待つ」より「探す」ほうが圧倒的に早い。

この記事では、まだ広く知られていないヴィジュアル系バンドを見つけるための6つの方法を紹介する。

自分だけの“本命”を見つけ、応援する楽しさをぜひ体感してみてほしい。


目次

SNSで新しいバンドを探してみる

まず試してほしいのが、X(旧Twitter)やInstagram、TikTokといったSNSの活用だ。

ハッシュタグ検索が出会いの入口になる

ハッシュタグ

たとえば「#ヴィジュアル系」「#V系バンド」「#インディーズバンド」「#拡散希望」などのハッシュタグを検索してみよう。

まだフォロワー数が少ない新人バンドが、始動の告知を投稿していることがある。

タイミングがよければ、メンバーが自撮りで「はじめまして」と発信している初投稿に出会えるかもしれない。

画像・動画で雰囲気をつかむ

Instagramでは、投稿されたフライヤー画像やアーティスト写真、MVの切り抜きなどから雰囲気をつかみやすい。

またTikTokでは、ライブ映像やメンバーの日常などが短尺動画として投稿されている。

@ibtmr_offi 顔ピアスあるある#バンギャ #マジトリ #MagicalBADtrip #V系 ♬ オリジナル楽曲 – マジトリの麻瑠ちま – イビツマル@9/29 大阪無料ワンマン

こちらはアルゴリズムの特性上、気になる動画を何本か見れば、同じ系統のバンドが自動的におすすめされてくるようになる。

気になったらフォロー&連鎖チェック

気になったバンドは、まずフォローしよう。

そこから他のバンドとのやり取りや、メンバーの別アカウント、リポストされている他バンドの情報など、芋づる式に新しい出会いが広がっていく。

時間があまり無くてもスマホひとつでチェックできるので、まずはここから始めてみてほしい。

配信サイトで音源をチェックする

CDを買うより先に、まずは「音を聴いてみたい」という人も多いはず。

そんなときに役立つのが、SpotifyやApple Music、YouTubeなどの配信サイトだ。

最近では、インディーズのヴィジュアル系バンドも、活動初期から配信サービスに音源を登録しているケースが増えてきた。

さらに、再生履歴や“いいね”の傾向から関連アーティストが表示される仕組みがあるので、ひとつ気になるバンドを見つければ、そこから次々と新しいバンドに出会える。

また、YouTubeでは公式チャンネルを持っているバンドが多く、MVやライブ映像、始動告知動画などがまとめて見られる。

こういった配信サイトを使えば、時間もお金もかけずに、今すぐ“曲”から入ることができる。

「どんな感じかちょっとだけ聴いてみたい」「名前だけ知ってたけど、まだ聴いたことがない」

そんなバンドに出会ったときは、まず再生ボタンを押してみよう。

対バンイベントに足を運んでみる

まだ知られていないバンドに出会いたいなら、対バン形式のライブに行くのがいちばん早い。

対バン(対盤)とは、複数のバンドが同じ日に出演するライブのこと。

お目当てのバンドだけでなく、その前後に出演しているバンドも自然と観ることになるため、「このバンド、初めて観たけどすごく良かった!」という嬉しい出会いが生まれやすい。

池袋EDGE渋谷REXなど、ヴィジュアル系のイベントが頻繁に開催されているライブハウスでは、ヴィジュアル系バンドの対盤イベントが日常的に行われている。

一度のライブで複数のバンドを一気に知ることができるため、「いいバンドいないかな?」と探している人はぜひ参戦してみてほしい。

セッションライブを追ってみる

セッション”という言葉を聞いたことがあるだろうか。

ヴィジュアル系において“セッション”とは、まだ固定メンバーが決まっていないバンドマンたちが、一時的に集まって演奏をするライブのこと。

主にカバー曲(既存バンドの楽曲)を演奏することが多く、正式な活動ではない“お試し”のような形で開催される。

実はこのセッションライブこそが、将来売れるかもしれないバンドマンたちの「はじまりの場」になっている。

ヴィジュアル系の界隈では、セッションを通じて仲間を見つけ、その後にオリジナルバンドを組んで始動するケースがとても多い。

ライブハウスやイベントスケジュールを見ていると、「○○セッション」「××セッションバンド」などの名前で出演していることがある。

セッションの開催日時や場所、メンバーや楽曲は、主にXやInstagramなどのSNSで告知されているので、好きなバンドの曲をカバーするライブを見つけたら、一度足を運んでみてほしい。

インディーズCDショップに足を運ぶ

ヴィジュアル系の世界を深く知りたいなら、専門CDショップにも行ってみよう。

ライカエジソンlittle HEARTS.fiveStarsなど、全国にはヴィジュアル系を専門に取り扱うCDショップがいくつかある。

こうしたお店では、メジャーデビュー前のインディーズバンドの音源もたくさん置かれている。

さらに店内には、チラシ(フライヤー)、ポスター、メンバーのサイン入りPOP、スタッフによるおすすめコメントなど、情報の宝庫ともいえる空間が広がっている。

ショップのX(旧Twitter)アカウントでは、「新作CD入荷しました!」「数量限定、注目の1stシングル発売中!」といった投稿が日々流れてくるので、もし気になるお店があればフォローしておこう。

無料ライブに参戦してみる

ある程度気になるバンドをピックアップできたら、次は実際にライブを観に行ってみるのがおすすめだ。

とくに最近は、チケット代が無料のライブを開催しているバンドも多い。

ドリンク代(600〜700円程度)を払うだけで、1時間〜1時間半ほどのステージを体験できる。

こうした無料ライブは、バンドの「もっと多くの人に自分たちを知ってもらいたい」という想いから開催されることが多いので、初めての人でもふらっと立ち寄りやすい空気感がある。

バンドのことを何も知らなくても、会場の雰囲気ごと楽しめるので、「まずは一度、生の音を体感してみたい」という人にはぴったりの機会だ。

もしライブを観て「いいな」と思ったら、物販スペースに立ち寄ってみるのもおすすめ。

その場でCDやチェキを購入すれば、ライブで受け取った熱量を、帰宅後にもじっくり味わうことができる。

まとめ|原石バンドを見つけ、バンギャル活動を楽しもう

ヴィジュアル系シーンには、まだ広く知られていないだけで、すでに魅力が詰まったバンドがたくさん存在する。

始動したばかりのバンドを応援し、徐々に有名になって大きな会場でライブをするようになる姿を見届けるのも良い。

または、知名度を上げることにこだわらず独自の世界観を築き、他にはない個性的なライブを魅せてくれるバンドを楽しむのも良いだろう。

そしてバンドやメンバーだけでなくバンギャとの出会いもまた、日々を楽しくしてくれるはずだ。

ぜひこの記事を参考に、新しい出会いを探してみてほしい。

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この記事を書いた人

関西在住。大学では法哲学を専攻し、「ヴィジュアル系における自由と規律」をテーマに研究。音楽を通じた表現と社会的規範の関係性に関心を持ち、ヴィジュアル系という文化現象を美学・社会構造・言語の観点から読み解いてきた。現在はメディア運営者・ライターとして、執筆を通じてバンドの世界観を言語化し、ヴィジュアル系の魅力を広く伝える活動をしている。

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