シェルミィ「泥」ツアー 愛知 HOLIDAY NEXT NAGOYA公演 ライブレポート

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2025年7月6日。

うだるような高温と、肌にまとわりつく湿気。

HOLIDAY NEXT NAGOYAに向かう途中、ただ息をするだけでも汗が滲んでくるような陽気のなか、それでも“負け犬”たちは、吸い寄せられるように集まっていた。

目次

開演SE「全校集壊」|クールで個性あふれる装い

開場が暗転し、SE「全校集壊」のチャイムが鳴り響く中、ひとりずつステージに現れるメンバーたち。

最初に姿を見せたのは、長い髪を編み込んだ爻。

エキゾチックでありながらどこか神聖な気配を纏い、その存在感は静かに、しかし強く際立っていた。

次に登場したのは凌央。

淡いパープルのインナーに身を包み、オッドアイの視線が鋭く光る。

友我は、透け感のある黒レースのインナーに、ハードなチョーカーを合わせた装い。

中性的な美しさの中に、凛とした緊張感が漂う。

最後に現れた豹は、髪をかきあげたオールバックに、無彩色のメイク。

目元を黒く囲い、唇には色がない。

表情は冷たく、だがその奥に何かが滲む。


1曲目「放課後の凶室」→2曲目「狐の嫁入り」→3曲目「今日も後悔の血が垂れる」

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この記事を書いた人

関西在住。大学では法哲学を専攻し、「ヴィジュアル系における自由と規律」をテーマに研究。音楽を通じた表現と社会的規範の関係性に関心を持ち、ヴィジュアル系という文化現象を美学・社会構造・言語の観点から読み解いてきた。現在はメディア運営者・ライターとして、執筆を通じてバンドの世界観を言語化し、ヴィジュアル系の魅力を広く伝える活動をしている。

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