
2025年4月26日、シェルミィがツアーファイナルを迎える。
会場は東京・浅草花劇場。
【ファイナル公演チケット発売日解禁‼️】
— シェルミィ ナレーター@犬飼 (@officialshellmy) October 7, 2024
「インナァルインセミナ」ツアーファイナル
見世物公演「如月行最終列車」
Sチケット発売日:11月23日午前10時より〜
シェルミィ公式ウェブストア「負け犬倶楽部」にて発売となります🎫https://t.co/TzLLjrsOfn pic.twitter.com/qJMSBeIo8C
本記事では、このツアーファイナルを機に、シェルミィというバンドを改めて考察する。
単なるジャンルの一角にとどまらず、現代社会の「生きづらさ」に真正面から向き合い、受け入れる音楽空間をどう構築しているのか。
ヴィジュアル系の枠を越えて共鳴を広げる、その理由に迫っていきたい。

シェルミィとは?
シェルミィは、2016年に大阪で結成されたヴィジュアル系バンド。現在は都内を中心に活動している。
- ヴォーカル:豹(ひょう)
- ギター:友我(ゆうが)
- ベース:凌央(りょう)
- ドラム:爻(こう)
結成当初から“見世物公演”という表現を用い、ライブには一貫してコンセプチュアルな構成と演出を採用。
歌詞や映像には、精神的・社会的なテーマが取り入れられており、代表曲には『ファッションマイスリー』『優しい世界』『放課後の凶室』などがある。
2024年にはフルアルバム『マイナトランキメズマライザ』をリリース。同作を携えた全国ワンマンツアー『インナァルインセミナ』を実施している。
シェルミィの特徴・見どころ
シェルミィは、一般に“メンヘラ系”“病み系”と分類されがちなバンドであるが、その実態は遥かに複雑かつ深層的だと言える。
彼らは、単なる「痛み」や「絶望」の美化をしているわけではない。生きづらさを抱えた人間の、生き様そのものを表現しているのだ。
歌詞には、自傷、いじめ、孤独、学校への違和感、社会への不適応など、現代の若年層が抱えがちな“言語化されにくい苦しさ”が綴られている。
それらを肯定も否定もせず、ただ存在を認め、シェルミィの世界として彩っている。
8年以上にわたり多くの“負け犬”を魅了し続けている理由の一つだろう。
近年のシェルミィは、生きづらさを抱える若者の居場所であり続けながらも、表現としての成熟期に差しかかっているように見える。
簡単に傷つけてくる社会への怒りや憤りだけでなく、夢を追った先に待っている絶望、虚無感——そうした形にしがたい感情すらも、楽曲に落とし込む技量がある。
いつまでも夢を見てられると思ってた
憧れが傷跡に変わったピアスもこの人生も
夢の数だけ背負ってしまった
僕の悲劇的序曲
シェルミィ『新居』より(作詞:豹)
「ここにいる」「救ってほしい」と叫んでいた初期衝動は、いつしか「居場所でありたい」「救いたい」という意志へと変化し、シェルミィの世界観により一層の深みを与えているように思う。
ライブ情報|4/26(土)東京浅草花劇場にてツアーファイナル開催
シェルミィが送る単独見世物公演ツアー「インナァルインセミナ」はいよいよ終着駅にたどり着く。 ツアーファイナル公演「如月行最終列車」は、2025年4月26日(土)、浅草花劇場にて開催される。
- 公演日: 2025年4月26日(土)
- 会場: 浅草花劇場(東京都台東区浅草2-28-1)
- 開場/開演: 16:00 / 16:30
- チケット:
- 撮影会付きSチケット 5,000円(+ドリンク代)
- 無料枠あり(先着順)
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