2025年5月31日、小雨の降る東京・下北沢にて、シェルミィ単独見世物公演「真学期」が開催された。
開場前の11時半。湿ったアスファルトの上を、静かに傘を揺らしながら下北沢ReGに向かう“負け犬”たち。
タイトルに“学期”と冠されたこの公演に呼応するように、制服風の衣装や学生風ファッションに身を包んだ負け犬の姿も多く、開場前からすでに“始業式”の空気が漂っていた。
新衣装で現れた「新学期」のシルエット
シェルミィを象徴するSE「負け犬の忠誠」が流れ、一人ずつ姿を現したメンバーたち。
4人の新衣装は、学生服をモチーフにしつつ、それぞれが強烈な個性を放っていた。
Dr.爻は王冠をかぶり、右目がクリア、左目が黒のアシンメトリーなサングラス。
真学期お疲れさんでした！
— シェルミィ 爻 (@kou_shellmy) May 31, 2025
超早い時間からありがとね！色々頑張らねば、、🧔♂️
新衣装、新曲達もよろしくー！！！👊🥁 pic.twitter.com/M5qDsenDb2
髭をたくわえた風貌は、校則違反を通り越して“君臨”に近い。
Ba.凌央は黒の犬耳風ヘアバンドに赤いおしゃぶりを咥えるという問題児スタイル。
真学期 pic.twitter.com/VVd6RzrxwZ
— シェルミィ 凌央🐨共犯者 凌央 (@koala_shellmy) May 31, 2025
可愛さと同時に、無邪気な暴力性を感じさせる奇妙な存在感を放っていた。
Gt.友我は白い肌に青い瞳、色素を薄く見せる淡いメイク。
真昼間に初めてライブしたわ。
— シェルミィ Gt.友我 (@yuga_shellmy) May 31, 2025
久しぶりにバンドマンやったし。
自撮りダルくて車内で動画で失礼。
Diorのハイライトめっちゃよくね pic.twitter.com/hJcBGCcgwm
まるで海外のドール、あるいは転校初日に浮いてしまった転校生のようでいて、立ち姿には異様な威厳がある。
そしてVo.豹は、濃いピンクの髪、目の周囲を無彩色で囲んだアイメイクを施している。
9歳一発目の公演が昼公演でした。
— シェルミィ 豹 (@hyo_shellmy) May 31, 2025
ま始業式公演だったのでね
そして負け犬なんか8割夜行性メンヘラ社不やのによー集まった、なんでこんなおんねんって正直思った^_^新曲達をよろしく
ツノ作ったら鬱村くんみたいになりました pic.twitter.com/xp7mMs0Rpa
ステージ中央に立った瞬間に、見透かしてくるような鋭いその視線が観客を刺した。
「少年蓮」｜僕から君へ、切なさと強さを同居させたメッセージ
1曲目は未リリースの新曲「少年蓮」。
豹がギターを抱えてセンターに立つ姿は、どこか緊張と覚悟を帯びていた。
【見世物公演概要】
— シェルミィ ナレーター@犬飼 (@officialshellmy) May 31, 2025
5月31日(土)下北沢ReG
シェルミィ少年蓮初披露始業式公演
「真学期｣
■次回
6月7日(土) 福山LIVE GYM MAYHEM
シェルミィ単独見世物公演ツアー「泥｣
【OPEN/START】16:00/16:30
・[S]撮影会参加券付きSチケット 5000円
・当日券無料 pic.twitter.com/NW0mKxONDd
ミドルテンポのシンプルなパンクチューンで、余計な装飾のないメロディが、むしろ言葉を引き立てる。
その歌詞は、「僕」から「君」へと語りかける視点で綴られる。
この“君”とは誰なのか。
それは、聴く人によってまったく異なる像を結ぶ。
ラブソング、過去の自分に宛てた手紙、あるいは、ずっとシェルミィとともに歩いてきた負け犬へのメッセージにも思える。
そしてもっと広く見れば、隣にいるメンバーに向けた「ありがとう」と「まだ行こう」の間にある想いなのかもしれない。
「大人になったら死にたい」｜いつもと一味違ったコール＆レスポンス
コメント