
2026年5月7日。
京都市下京区に位置するライブハウス、京都MOJO。

赤色のマスコットキャラクター・モージョ君が出迎えてくれるこのユーモア溢れるライブハウスに、今日はヤミテラギャ達が集結していた。
奥行きあるフロアには暖色系のランプが不規則に設置され、どこか温かみのある印象。
夕暮れ時の空気感にピッタリだ。
入場SE〜開演
開演前の期待感を高めるBGMが止まった瞬間。
ヤミテラメンバーの名前を呼ぶメンバーコールに会場中が包まれ、圧倒される。
エレクトロ調のSEが鳴り始めると、色とりどりの光る腕輪をつけたヤミテラギャ達は一斉に手拍子。
スモークが焚かれたステージに、ヤミテラメンバー達が登場し、公演は幕を開けた。
1曲目|孤毒
イントロから激しい折り畳み、そして間奏ではヘドバンの嵐。
ボーカル・RiNaはシャウト、デスボイス、そしてクリーンボイスを巧みに使いこなす。
歪んだギターの重低音が心臓に響き、一気に非日常の世界に引き込まれていく。
2曲目|玉砕メーデー
暴れ狂うフロアを見渡す上手ギター・ShuKa。
RiNaが拳を突き上げ「来い」とばかりに煽る。
「Are you ready? 京都!
やっちまおうぜ!!」
3曲目|カリスマ
「カリスマ気取りはもうおしまいだ」──ヤミテラ『カリスマ』より
皮肉をはらんだ歌詞を合図に始まった、中毒性のあるイントロ。
下手ギター・蘭樹は拳を上げてフロアを煽る。
「覚悟決めたら 外道の道歩む俺らを誰も止められない」──ヤミテラ『カリスマ』より
ラストサビ終わり、RiNaが叫ぶ。
「ついてこい!!」
その声に応えるよう、一層激しさを増すヤミテラギャ達の暴れっぷり。
曲終わり、RiNaが呼びかける。
「楽しい1日作ろうぜ、いいか!」
4曲目|フィクション
「折り畳め!!」
RiNaの言葉から始まったこの曲。
イントロでは折り畳みののち、高速ヘドバンの応酬。
RiNaは叫ぶ。
「お前が楽しまなきゃ意味ねえぞ!」
刻々と変わる曲調に、ヤミテラの音楽性の幅広さを思い知らされる。
サビでShuKaが奏でるフレーズは、決して強く主張するわけではないものの、楽曲に切なさを添えている。
曲終わり、RiNaがこの場にいる全員に呼びかけた。
「京都、会いたかったぞ!
今日一日よろしくな!!」
エンジン全開の激しい4曲を終えて暗転すると、会場中が熱いメンバーコールに包まれた。
MC
「ありがとう京都。
ヤミテラです、よろしく」
RiNaが口を開く。
「去年の冬のリベンジツアーということで。
1日でも多く京都に来られた、と思って前向きなんですよ」
2025年の冬に未完となったONEMAN TOUR 2025「再改革」-闇の凶典-のリベンジとして走り出した今回のツアー。
ポジティブな言葉に、ヤミテラギャ達も頷いた。
「昨日と今日と、『京都』だけに!」
と、まさかのジョークも飛び出し、不意をつかれたヤミテラギャ達は笑いの渦に。
そんな和やかな空気を楽しんだ後、RiNaの眼差しが再び真剣になる。
「あの時のツアーを超えるものを見せたいと思ってるんで。
よろしくお願いします」
5曲目|ケミカルダンス
「OK、全員でやっちまおうぜ!」
RiNaの煽りからスタートした5曲目。
アップテンポで、その名の通りダンサブルなノリやすいリズムでありながら、どこか哀愁を感じる。
サビでは蘭樹も歌詞を口ずさむ。
終盤ではRiNaもヤミテラギャ達とともに手拍子をし、会場全体が一体感に満ちた。
RiNaが叫ぶ。
「遊ぼうぜ、いいかい!」
6曲目|舞酔
「もうだりぃから
全部忘れて Bad Trip キメてこうぜyeah」──ヤミテラ『舞酔』より
放埒な歌詞ながらも、RiNaの歌声には厚みがあり力強く響き渡る。
重厚なバンドサウンドとシンセが絡み合い、何度も変わる曲調。
それはまるで、狂った脳内そのもののよう。
RiNaが叫んだ。
「おいめちゃくちゃいいぞ、京都!!」
7曲目|レビトランス
「お前ら全員とS◯Xしに来ました。よろしく」
過激なRiNaの宣言から始まったこの曲。
間奏では湊叶の太く力強いベースソロ、そして切なく響くShiKaのギターソロ。
「お前のこともっと調教させてくれよ、いいか!?」
RiNaの言葉を合図に、次の曲へなだれ込む。
8曲目|調教カルティズム
「早く叱って泣いてもっと縛って
縋って感情相当不安定」──ヤミテラ『調教カルティズム』より
ShuKaが奏でるギターフレーズは、依存し破滅していく様を描いたかのように悲しげだ。
クライマックスではヤミテラギャ達が一斉に叫ぶ。
「調教してください!!」
MC
「楽しんでますか?
こちらも楽しんでます。ありがとう」
汗だくになるほど激しくも楽しい4曲を終えて、RiNaが再び話し始める。
「今日、サボったよーって人!」
すると、手を挙げる数名のヤミテラギャ達。
「…ごめん!でも、そうしてでも早くやりたかったんだよ。
色々ツアーも企画してる中で、みんなの記憶があるうちにやりたかった。
来てくれた人は本当にありがとうございます」
GW明けのこの日、ライブのために休暇を1日延長したヤミテラギャ達に詫びつつ、再会への感謝を言葉にした。
「素敵な街だと思ってます。
また来たいんで、よろしくお願いします!!」
9曲目|仇花
序盤からJ ‘ω’ ² の疾走感あるドラムが曲をリードする。
ドラムソロ、ベースソロ、そしてギターソロと各メンバーの見せ場が光る曲だ。
曲終わり、RiNaが言う。
「さあ、俺が歌うから説得力がある。
やるかやられるか。行こうぜ、『BA.KU.TI』」
10曲目|BA.KU.TI
「この博打 制すれば
君の傷は癒えてくれるかい?」──ヤミテラ『調教カルティズム』より
博打をテーマにしたまさにRiNaらしい一曲。
弦楽器隊全員がデスボイスで合いの手を入れる。
「虚勢虚言絵空事
無意味 なら賭けるしか道はないよ」──ヤミテラ『調教カルティズム』より
ラストサビ前、RiNaの歌声に徐々にバンドサウンドが重なっていき、大きな波となってフロアを飲み込んだ。
11曲目|PARADOX
イントロからヘドバンの嵐。
赤色の照明が激しく点滅し、不穏な空気を増長させる。
「抗えば無限の闇
崩れ去る 理想もろともに」──ヤミテラ『調教カルティズム』より
閉塞感と絶望を描く、これぞヴィジュアル系といった一曲。
終盤では湊叶の切り裂くような鋭いベースが際立つ。
曲終わり、RiNaがフロアへ言葉をかける。
「本当に今日という1日、ありがとうございました!
また必ず遊びに来ます!!」
12曲目|前線敬礼歌
ラストは『前線敬礼歌』。
湊叶の軽快なベーススラップ、そして個性あるShuKaと蘭樹のツインギター。
力強いJ ‘ω’ ²のドラムと、伸びやかなRiNaの歌声。
その全てがヤミテラギャ達を巻き込んで一つになり、京都MOJOの熱い夜は終焉を迎えた。
最後にRiNaが言う。
「京都!めちゃくちゃ楽しかった!
お前達がいるから俺たちはライブができる。
ありがとう!」
アンコールMC
アンコールの大きな声に応え、再び登場したヤミテラメンバー達はグッズのTシャツ姿に衣装チェンジ。
「アンコールありがとう!」
とRiNa。
「ShuKaと蘭樹がさ。
『京都と、今日とで…あんなことでウケてたらやばいよ?』って言ってくるんだけど」
本編のMCで爆笑をさらったジョークへまさかのダメ出し。
そして話題は、昨日ゲスト出演したラジオ番組『ヴィジュおん』の話題に。
RiNaが言う。
「昨日ラジオやらせてもらったんですけど、めっちゃ恥ずかしい場所でした(笑)」
イオンモール店内で一般客も観覧可能なガラス張りのブース内での放送に、戸惑ったという。
「急遽延長して、その後のはかなシさんのコーナーにも出たんだけど。
調教(調教カルティズム)流して、イオンモールにいる子供が『パパ、調教ってなーに?』って(笑)」
子連れの多いイオンモールでの攻めた選曲と、一般客達の反応を振り返った。
「みんな、あの後どこ行ったの?」
放送後に各メンバーが京都をどう楽しんだのか、RiNaが尋ねる。
J ‘ω’ ²は有名ラーメン店へ行こうとしたものの閉店しており、別の人気店へ。
蘭樹は特撮ものの映画を楽しんだという。
湊叶は焼きおにぎりを買おうとしたものの、在庫切れのためありつけず。
RiNaはパチンコ→サウナでJ ‘ω’ ²とばったり遭遇→回転寿司へ、というルートでそれぞれ京都を楽しんでいた。
そしてRiNaが、関西への想いについて語る。
「関西はロクサミ、BIGCATでやれるということで。
実りがあったなと思います」
これまで積極的に関西でのライブを行ってきたヤミテラ。
彼らのその実力が広く知られ、着々と知名度を上げてきていることを示すかのような今回のBIG CAT出演決定。
果たしてどんなステージを見せてくれるのか、期待が高まる。
アンコール1曲目|不完全リミッター
青春パンクを思わせる明るくどこか軽快さのある曲調。
乾いた歪みのギターの音が心地よい。
間奏ではフロアが手拍子で一体になり、暖かさに包まれた。
アンコール2曲目|都落ち
京の都で披露するこの曲。
J ‘ω’ ²のドラムが曲の緩急を巧みに司る。
間奏、ShuKaのギターソロの、なんと奥ゆかしく品のあることか。
メンバー全員が真剣な眼差しで、切ない別れの物語を奏でる。
アンコール3曲目|メンヘラ撲滅
RiNaが叫ぶ。
「全員まとめてかかってこい!!」
ダンサブルなリズムに合わせて両手を振る、特徴的な振り付け。
RiNaがセンターで観客達に指南してみせるが、
「…間違えたっ!」
と振り付けをミスしてしまい照れた様子を見せる。
「お前ら、よく覚えてられるな!すごいわ!」
と、テンポの速い曲でも振り付けをこなすヤミテラギャ達に敬意を表した。
アンコール4曲目|悪の祭典
高速ヘドバンで幕開け。
J ‘ω’ ²の痛快なスネアの音が響く。
ここにきても勢い衰えることなく暴れたおすヤミテラたちに、曲の終盤ではメンバー全員が笑顔を見せた。
アンコール5曲目|夕闇
RiNaが最後に言葉をかける。
「俺らの体が動く限り、たくさん音楽作ってたくさん会いにくるんで。
俺らは東京のバンドじゃない、全国のバンドです!
本当に今日来てくれて、目の前にいてくれてありがとう。
この曲でお別れしましょう」
そして曲が始まると、歌い出す前に叫んだ。
「これからもお前らのこと、めちゃくちゃ置いていくんで!
ついてきたかったら、ついてこい!!」
強気ながらも愛のあるその言葉に、ヤミテラギャ達は全力で暴れて応える。
曲名通り、オレンジ色と紫色の、夕焼け空をイメージさせる照明が美しい。
RiNaが言う。
「これからもよろしくな!お前らが居なきゃ意味ねえ!」
曲が終わると、最後にメンバー全員が深く頭を下げ、一人づつ感謝の言葉を伝えていく。
そしてJ ‘ω’ ²。
「京都は独特の空気があるなと。
絶対また戻ってくるのでよろしくお願いします!」
湊叶はヤミテラギャ達の参戦への感謝を言葉にした。
「こんな狂ったスケジュールについてくれる皆、好き!」
蘭叶は、
「12月ぶりで。また来たいな!
皆さんも、昼は観光、夜はライブで楽しんで!」
と、遠征ギャ達にも京都の楽しみ方を伝える。
次いでShuKa。
「マイク、チェック、1、2!ヤミテラ上手ギターShuKaです!ありがとう。」
昨日のラジオでのファンキーな自己紹介を再演して、笑いを誘った。
最後にRiNa。
「本当よかったです。また来たいなと。
素敵な時間を俺たちと過ごしてくれて、ありがとうございました!!」
メンバー全員がそれぞれの思いを伝え、ステージを後にした。
Wアンコール1曲目|くだらね世界
京都MOJOの夜はまだまだ終わらない。
再びアンコールの熱い声に応え、ステージに姿を見せたヤミテラメンバー達。
RiNaの姿がまだない中、湊叶が煽る。
「ダブルアンコール始めようぜ!!」
そのまま、各メンバーが歌を繋ぎながら曲が進行。
BメロでRiNaが登場し、5人が揃った。
「ついてこいよ京都!!」
ここに来てもなお勢いが止まることを知らない、激しいヘドバン。
Wアンコール2曲目|わっしょい!!天界道中記
ラストは、左右にステップをする楽しい振り付けのこの曲。
かと思いきや暗く激しい曲調に転じ、油断はできない。
RiNaがこの場にいる全員に向けて言葉をかける。
「ありがとう、またな!
最高だったぞ京都!!」
まとめ
ヤミテラ 「再改革ツアーTHE revenge」京都MOJO公演はこうして幕を閉じた。
京都の地を心から楽しみ、そしてライブに訪れた観客達も全力で楽しませようとするヤミテラの姿が、そこにはあった。
この夏、そしてその後も、彼らはさらに勢いを増していくだろう。
今後も、ヤミテラの活躍に注目していきたい。

