【インタビュー】RE:lNaとは|歌モノ×体育会系ライブ。関西を率いる存在を目指し、走り続ける4人の軌跡

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現体制で歩み始めてから、まもなく1年を迎えるRE:lNa。

音源ではメロディーを大切にした“歌もの”を軸にしながら、ライブでは激しくオーディエンスを巻き込んでいく。

今回は、Vo.ケイ、Gt.華雪-kayuki-、Gt.Tokkiy、Dr.玲眞-shima-の4人にインタビュー。

始動までの経緯、メンバーそれぞれの音楽ルーツ、楽曲制作やライブへのこだわり、そして9月15日に控える1周年ワンマンやその先の展望まで、たっぷりと語ってもらった。

目次

RE:lNaとは|音源は“歌もの”、ライブは“体育会系”

——まず、RE:lNaとはどのようなバンドなのか、初めての読者に向けて教えてください。

華雪:結構、音源は歌ものバンドなんですけど。ライブだと体育会系ですね。結構オラついている感じです(笑)。

——バンドとして、何かコンセプトのようなものはありますか?

華雪:バンド名の由来をあえて明かしてないんですけど、もしかしたらメンバーも知らないかもしれないです。

——そうなんですか(笑)。バンド名を考案されたのは華雪さんなのでしょうか。

華雪:そうですね。

ケイ:最初、読み方が3パターンぐらいあって。「ボーカルが多分一番言うから、読み方決めていいよ」みたいな感じだった気がします。

——そこで「RE:lNa(リアナ)」に決まったと。他にはどんな読み方が候補だったのでしょうか?

ケイ:レイナと、リュナかな。

——その中からRE:lNaを選んだ理由は?

ケイ:レイナはちょっと日本人の名前っぽいなって。リュナは響き的にちょっと違うかなという感じでしたね。

あと、僕だけ後加入で、新しいバンドになるっていうタイミングだったんですけど。アルバムの曲は前のバンドからあった曲で、それを聴いた時に「いろんな色があるバンドだな」と思ったんです。

その雰囲気で考えたら、RE:lNaが一番近いかなっていう感じでした。

——バンドの持つ色合いに、「リアナ」という響きが一番合っていたのですね。

華雪:バンド名には、「現実を拒絶する」という意味もあります。2つの単語を組み合わせているんです。

最初に出したアルバムを見ると、もしかしたらちょっとヒントになるかもしれないです。「この単語とこれを組み合わせたんだ」みたいなのが。

Gt.華雪

始動の経緯|前身バンド「NiEL」から、ケイを迎えて新たなスタートへ

——RE:lNa始動の経緯と、現在に至るまでを教えてください。

華雪:2023年9月から約2年間、「NiEL」というバンドをやっていて。そのバンドのボーカルが去年、発声障害になって歌えなくなってしまったんです。

それで去年の6月に一旦活動休止して。9月の周年で本当は活動再開する予定だったんですが、「まだ無理そうだな」と。

その時に、ケイ君が昔歌ってるのを1回だけ聴いたことがあったので、「いいボーカルいるじゃん」と思って声をかけました。

——そしてケイさんを迎えるタイミングで、バンド名もRE:lNaへ変更したと。

華雪:はい。バンドの印象も変わるし、名前も変えて新たに活動しよう、となりました。

——ケイさんとしては、誘われた時どんなお気持ちでしたか?

ケイ:最初は「とりあえずご飯行こう」「スタジオ入ろう」みたいな感じだったんですけど、多分加入の話だろうなと思って。

正直、ちょっと迷ってた部分はありました。その時、前のロックバンドを辞めて結構経ってて、そろそろ頑張りたいなっていう気持ちはあったんですけど、ソロ活動もしてたんですよ。それもヴィジュアル系ではあったんですけど、バンドサウンドというより、ヒップホップとかトラップ寄りのものだったんで。

でも、やっぱりヴィジュアル系をやりたかったんで。「やります」と返事をしましたね。

華雪:加入から始動までの準備期間がかなり短くて、ケイ君は苦しんでました(笑)。

ケイ:結構●んでました(笑)。アルバムの曲が10曲あって、それ以外の曲も含めると14曲ぐらい覚えないといけなくて。

——それを数ヶ月で?

ケイ:そうですね。レコーディングもありましたし、もちろんライブでできるようにもして。その間にアー写撮影とか、MV撮影もありました。

——かなりのハードスケジュールですね。

ケイ:一番忙しかったです(笑)。

4人の音楽ルーツ|X、L’Arc〜en〜Ciel、DIR EN GREY、メタル、アニソン

——ここからは、メンバーそれぞれの音楽のルーツや、影響を受けたバンド・アーティストについてお聞きしたいです。

Tokkiy:ルーツとしてはXから音楽に興味を持ち始めて。影響を受けてるのはGLAYやMALICE MIZER、黒夢、ROUAGEとかですね。あとは基本的に90年代J-POPが多いです。

——最初にバンドや音楽を始めたきっかけは?

Tokkiy:僕、もう一つRu:naticっていうバンドをやってるんですが、そっちは中学校の同級生とかでやっていて。そのバンドのKIJINっていう人に、「お前これを聴け」ってXをひたすら見せられて、布教されました(笑)。

——KIJINさんがヴィジュアル系の世界へ引き入れた人だったんですね。ギターを選んだのも、その影響ですか?

Tokkiy:それも、hideさんを見て「かっこいいね」って言った瞬間、「お前、じゃあイオン行くぞ」って連れていかれて(笑)イオンで買いました。中3の終わりぐらいですね。

——かなり昔からのお付き合いなんですね。逆にTokkiyさんからKIJINさんへ「これを聴け」と勧めることはありますか?

Tokkiy:ちらっと言うんですけど、何年後かに「これいいな」って、自分が見つけたかのように言ってくる時はたまにあります。「それ、前に俺が言ってたんだけどな」と(笑)。多分、忘れてるんでしょうね。

——(笑)玲眞さんはいかがでしょうか。

玲眞:僕も中学校の時からですね。当時流行ってたのがちょうどL’Arc〜en〜CielとかGLAYだったんで、そればっかり聴いて、最初ドラムを始めました。

ずっとそういう音楽を聴いてたんですけど、大学に入ったらメタル好きな友人がいて。聴かせてもらったら、メロデスとかメロスピっていうジャンルがあって、「こっちいいな」と。

そこから海外のアーティストを聴くようになりました。特に好きだったのは、ブラジルのANGRAっていうバンドですね。

——そこからヴィジュアル系のバンドを始めるまでは、どんな流れだったのでしょうか。

玲眞:15年ぐらい前になるんですけど、ヴィジュアル系バンドを組んで、HOLIDAYとかで活動してた時期がありました。華雪さんがやっていたバンドとも対バンしてましたね。

そのバンドの活動が終わった後、華雪さんがTwitterでメンバー募集を固定ツイートしてるのを見て応募して。声をかけてから動き出すまで7年ぐらい。

——7年!かなり長いですね。

玲眞:長かったですね(笑)。

——玲眞さんが、数ある楽器の中からドラムを選んだきっかけも気になります。

玲眞:L’Arc〜en〜CielとかGLAYを聴き出したのが13歳ぐらいだったんですけど、もともと幼少期からピアノをやってたんです。

それで学校の授業でギターを習って、「楽しいな」と。そこから「バンドを組もう」みたいな雰囲気が学校で広がったんですけど、みんな「ギターやりたい、ギターやりたい」って(笑)。

「ドラム誰かいないかな」ってなった時に、たまたま家にプロドラマーのドラムセットが置いてあったんです。

——そんな偶然ありますか(笑)。

玲眞:父の友人のものだったんですけど(笑)。それで基本だけちょっと教えてもらって、「じゃあライブしてみようか」ってなって。そこからずっとドラムです。

——もしその時、家にドラムセットがなかったら違う楽器をやっていたかもしれない。

玲眞:そうですね。ギターだったかもしれないです。

——華雪さんの音楽のルーツも教えてください。

華雪:ヴィジュアル系に出会ったのは、SHAZNAがきっかけです。

そこからDIR EN GREYとか、濃いバンドばっかり聴くようになりましたね。暗くて激しく、アングラな感じの。

DIR EN GREYの影響が一番でかいです。

——ギターを始めたきっかけは?

華雪:高校の時に授業でギターがあって。その時に友達から「うちにいらんエレキギターあるから、1,000円で買わない?」って言われたのがきっかけです。

それまでは、ただのゲーム好きの人だったんですけど(笑)。

——これまで、ヴィジュアル系以外のジャンルのバンドを組んだことはありますか?

華雪:もうヴィジュアル系しかやったことないです。

でも割と洋楽を聴いたり、あとゲームのサントラをしょっちゅう聴いてます。

——どんなゲームがお好きなのでしょうか。

華雪:『NieR:Automata』と『FINAL FANTASY』、あと『女神転生』とか。格ゲー全般ですね。

——ゲームのサウンドトラックから、実際の曲作りで影響を受けることもありますか?

華雪:ありますね。曲というより、うちの登場SEがモロなんですけど。澤野弘之さんという作曲家の方がいて。ゲームやアニメ、ドラマとか、いろんな曲を作ってる人なんです。その人に近づけようって。

自分の趣味をちょっと出しつつ、曲作りのレベルアップもできたらなと。何かの曲に似てるというより、「この音の使い方は」みたいなところですね。

——ケイさんはいかがでしょうか。

ケイ:元々、あまり音楽を意識して聴いてなかったんですけど、1アーティストとして初めて好きになったのは影山ヒロノブさんです。

——影山ヒロノブさんを、一人のアーティストとして意識したのはなぜだったのでしょうか。

ケイ:やっぱり声が特徴的だったのと、お母さんと叔父さんがドラゴンボールをめっちゃ好きだったんです。それで僕も今も結構ドラゴンボールが好きなんですけど。

ゲームとかも買ってもらってて、大体主題歌が影山さんだったんですよ。自分がよく見てるアニメだったり、やってるゲームだったりで、「よく聴く曲、大体この人やな」っていうところからですね。

そこからアニソンを結構聴いて。初めてバンドが好きになったのは、これもアニメがきっかけなんですけど、LM.Cさん。

ヴィジュアル系にハマってから、高1でL’Arc〜en〜Cielを知って。そこから「ボーカルやろうかな」と。なので、HYDEさんのVAMPSだったり、ヴィジュアル系だとシドとかthe GazettEとかも結構聴いてましたね。

——その中でも、現在特に影響を受けている方は?

ケイ:これ、いろんなところで言いまくってるんですけど、一番今のところ影響を受けてるのはRides In ReVellionの黎さんですね。

もともとヴィジュアル系は好きだったんですけど、ロックバンドの界隈にいて。よくライブを観に行かせてもらってたバンドが、Rides In ReVellionと対バンすることになったんです。

以前から名前は知ってて、「この人の声かっこいいな」と思っていたんですよ。実際にライブを見に行ったら、ヴィジュアル系の畑にいながら、ロックバンドっぽい印象だったのですごく惹かれたんです。

それを見て、「ヴィジュアル系でやってみようかな」「ヴィジュアル系の世界に行こうかな」って思ったので。勝手に背中を押されたっていう感じです。

——歌い方なども影響を受けていますか?

ケイ:そうですね。もともと自分の好きなタイプの歌い方だったんで、「研究してみようかな」と。スクリームとかはモロやなって言われます。

楽曲制作へのこだわり|“ギャ男として好きか”。メロディーと歌詞、それぞれに込めるもの

——楽曲制作についてお聞きしたいです。作詞・作曲をするにあたって、こだわっていることはありますか?

華雪:今のところ、曲は全部自分でやってるんですけど。まず第一に、ギャ男としての自分が完成した曲を聴いて好きかどうかですね。

——特にどのような部分を大切にしていますか?フレーズや曲の展開など、いろいろあると思いますが。

華雪:メロディーですかね。

やっぱDIR EN GREYが好きなんで。メロディーがすごい泣けるじゃないですか

自分自身が一人のファンとして音楽を聴いた時に「このメロディー、いいな」と感じられるかどうかを大切にしていますね。

——なるほど。作詞を担当されているケイさんは、歌詞を書く上でどのようなことを大切にしていますか?

ケイ:まずサビだと、頭に残りやすいワードにするというか。あまり小難しいことを書かないようにしていて。

あと、これは昔からの僕の癖なんですが、2番サビとかCメロとかラストサビに、その曲の本質が来ることが多いです。

——1番では、まだ核心までは見せない?

ケイ:1番までは、ふわっと「この曲ってこういうことを言ってる曲ですよ」という感じで収めて。2番で伏線回収というか、「真のテーマはこれですよ」が来るようにしています。

Vo.ケイ

——歌詞には、ご自身の実体験も入っていますか?

ケイ:ほぼ実体験ですね。

——逆に、自分ではない誰かのストーリーを書くことはありますか。友人の話だったり、小説や映画に登場する架空の人物だったり。

ケイ:この間、それを初めてやったんですよ。

女性目線みたいな歌詞を書いたんですけど。「自分じゃこのワード絶対言わないだろうな」みたいなものを初めて入れました。難しかったですね。

——これまで実体験を中心に書いてきたからこそ、また違った人物像や表情が見える曲になりそうですね。

ケイ:そうですね。

ライブで意識すること|自分が楽しむ、目を合わせる、そして「ステージでは俺が法律だ」

——続いて、ライブで意識していることについて教えていただけますか。

玲眞:まず自分が楽しむ。来てくれてる人も楽しい、まず自分っていうのを念頭に。今日も楽しんで、終わったら「いい1日だったな」と思えるように、テンション上げてビートを刻んでます。

——ドラマーとして、ライブ中に「今日はここを変えてみよう」とアレンジすることはありますか?それとも、音源に忠実に演奏するタイプなのでしょうか。

玲眞:もともとは華雪さんが作ったものを忠実にやるっていうのがあったんですけど、最近、華雪さんから「もっと個性出していいよ」って言われたので。

ちょうど今、アレンジしようかなっていうところがあります。

——これからは、音源とは違うライブならではのドラムも聴けるかもしれない。

玲眞:そうですね。音源と違うフレーズも、これから入れていったらいいんじゃないかなと思ってます。

あと、ベースが変わるとリズムも変わるんで。ドラムを演奏してる感覚も違うなって最近感じてますね。

——現在はサポートベースが固定ではないからこそ、その時々で変化があると。

玲眞:そうですね。普段通り変わらずにやってるかなと思っていても、他のメンバーから「ベースが違うと変わるね」って言われるんで。結構、如実に出てるみたいです。

——Tokkiyさんがライブで意識していることは?

Tokkiy:お客さんと一緒に楽しんで、一緒に作り上げていくことですね。全体を見た上で、お客さんとできるだけ目を合わせていくようにしています。

——お客さんの反応を見ているんですね。

Tokkiy:そうですね。

対バンとかで最初は興味なかったのに「あ、乗ってくれたな」とか。「さっきより一歩前に来てんな」とか。

「やったぞ」と思いますね(笑)。

Gt.Tokkiy

——華雪さんと2人のギターがいる中で、Tokkiyさん自身はどのような役割を担っていると思いますか?

Tokkiy:お互いリードをすることもあるんですけど、基本的に僕がリード多いので。あとは、トリッキーなことをするのも大体僕が多いです。

——最初にRE:lNaは「いろんな色があるバンド」というお話もありましたが、そこにギターでさらに色を加えていくような。

Tokkiy:そうですね。色を足しているのか、汚しているのか(笑)。いろんな色を混ぜていってる感じですね。

——ケイさんはいかがでしょうか??

ケイ:最近は「楽しんでるかな」とか、「何したらみんな喜んでくれるんやろ」とかは、結構意識してます。

「どのタイミングで、今誰見てるんだろう」とか。

——「最近」ということは、以前は少し違ったのでしょうか。

ケイ:前は、ちょっと余裕があんまりなかったのもあるんですけど。

いきなりヴィジュアル系としてやることになって、バックボーンが全然なかったんで。ひたすら「初めまして。とりあえず見てくれ」みたいな気持ちが強かったですね。

1年近く活動してきたことで、余裕もちょっと出てきたかなっていう。

——ロックバンドとヴィジュアル系では、お客さんの乗り方などにも違いがあると思います。その部分で戸惑いはありませんでしたか?

ケイ:もともとヴィジュアル系は好きだったし、結構ライブを見に行ってたんで、「ヴィジュアル系ってこんなもんなんだ」みたいな。ギャップはそこまでなかったです。

むしろロックバンドをやってた時に、ヴィジュアル系の煽りみたいなのがほとんどインプットされてたんで。その時のメンバーから「それヴィジュアル系っぽいから、なんか違うのに変える?」みたいに言われたりしてました。

——ということは、今無理に“ヴィジュアル系らしく”振る舞っているのではなく、もともと自然に出てくるものがヴィジュアル系寄りだった。

ケイ:そうですね。ヴィジュアル系を見に行く回数の方が多かったんで。今の方が自然体に近いです。

——華雪さんは、ライブでどんなことを意識していますか?

華雪:まず、お客さん全体を楽しませる。

あと、ステージに立ってる時は「俺が法律だ」「俺がルールだ」っていう意識でやってますね。

——それが特に表れているのはどんなところでしょうか?

華雪:ノリの誘導とか。大体ノリを作ってるのが俺なんで。

あと、お客さんが楽しんでる顔を見るのももちろん好きなんですけど、最初に体育会系って言ったじゃないですか。お客さんが「もう無理、しんどい」っていう顔を見るのが好きなんです(笑)。

——ちょっとSっ気が強いですね(笑)。

華雪:スクワットとかもあるんで、ノリで。

——本当に体育会系じゃないですか(笑)。例えではなく、文字通りの体育会系だったんですね。

華雪:そうですね(笑)。

興味なさそうなお客さんも、もう乗らなくてもいいから、とりあえず反応させようみたいな。その場を支配してやろうぐらいの気持ちでライブやってます。

——可愛らしいビジュアルとは、かなりギャップがありますね。

華雪:ライブ見たら、全然可愛くないのはわかると思います(笑)。

——昔から、今のようなスタイルだったのでしょうか。

華雪:昔は抑えてたんですよ。

前にやってたバンドの時は、見た目がちょっと中性的な感じだから、ヴィジュアル系っぽい動きをしてたんです。

でも、ライブハウスでゲネプロをすることがあって。その時は自分の好きなように動いて、遊びながらやってたんですよ。そしたら、その箱のスタッフさんに「無理にキャラ作らんでも、あのままの方がいいよ」って言われて。

完全にそっちへ振り切ってやるようになったら、なんかこうなっちゃいました(笑)。

——その一言がきっかけで、今のスタイルが出来上がったんですね。

華雪:そうですね。

最近ダメって言われたんですけど、SEが鳴って気合い入れた時に、よくでっかい声で叫んでました。でも対バンではやめようって(笑)。主催とかワンマンの時はしてます。

——「俺が法律だ」と思いつつ、そこだけはルールに従っている(笑)。

華雪:そこだけ抑えてます(笑)。

9月15日、1周年ワンマンへ|「この1年の集大成を見せられたら」

——そんな皆さんが9月15日に迎えるのが、1周年のワンマンライブです。こちらへの意気込みを教えてください。

ケイ:この1年の集大成を見せられたらなっていうのと。「関西、これから面白くなります」というのを見せられたらいいなと思います。

——関西では今、盛り上げようと動いているバンドも増えています。RE:lNaとしても、関西を率いていくような存在になりたい?

ケイ:そういう立ち位置になりたいなと思ってます。

——1周年という一つの節目を迎えますが、この1年間を振り返ってみていかがですか?

ケイ:早かったですね。

高頻度でライブすること自体も結構久しぶりだったんで、とにかく早かったっていう印象です。

華雪:濃かったですね。

——ケイさんにとっては、初めてのヴィジュアル系バンドでの1年間でもありました。

ケイ:そうですね。

ヴィジュアル系バンドをやるのが初めてだったんで、ライブ以外にもインストアイベントとか、そういうのが全部初めてだったんですよ。

この1年は特に、初めてやることばっかりで。印象深かったですね。

——特に印象に残っていることはありますか?

ケイ:今のアー写撮影ですかね。

朝からメイクして、昼過ぎにアー写を撮影して、その合間にMVを撮って、夜にも撮ってみたいな。

——かなり詰め込んだ1日だったんですね。

ケイ:詰め込みまくってたんで。「あれ大変やったな」って。

華雪:辛かった(笑)。

僕、しゃがんでるんですけど、その体勢がもうめっちゃ辛くて、物理的に(笑)。

あと、野外だったのと、その衣装が透明のビニールのジャケットなんですよ。だから通気性がゼロで。真夏の30何度の中でそのビニールを着てたから、もう汗が垂れてきて大変でした。

——かなり過酷ですね……。

華雪:地獄でしたね。

でも一番の汗かきは、Tokkiyか玲眞のどっちか(笑)。

——Tokkiyさんは、その日の撮影はいかがでしたか?

Tokkiy:僕、1年の4分の3ぐらい夏バテしてるんで(笑)。普通に辛いです。

——4分の3が夏バテ(笑)。冬ぐらいしか通常状態の時がないじゃないですか。

Tokkiy:そうですね(笑)。辛かったです。

——玲眞さんは?

玲眞:僕は頭と顔に汗をかきやすいんで。2人の撮影のしんどさもそうなんですけど、自分も顔びちゃびちゃになるから、もうヒヤヒヤしてました。

——RE:lNa、ライブだけでなく撮影まで体育会系ですね(笑)。

10月・11月の生誕祭|“ネタに走る日”と“理想のヴィジュアル系を体現する日”

——1周年ワンマンの後には、10月、11月と生誕祭も控えています。1周年とはまた違うライブになると思いますが、それぞれどのような日になりそうでしょうか。

華雪:10月がまず俺の主催なんで、こっちはもうゆるく、ただ楽しいだけの日にしようって。

主催タイトルとか、この前発表したWebフライヤーとかも全部ネタに走ってるんで。ライブ自体も、メンバーには「このメイクするよ」ってもう言ってあります。

——普段のドSな華雪さんは、その日は出てこないのでしょうか?

華雪:まあ、いつも出てるんで(笑)。

ちなみに、以前緑茶を飲んでライブしたら、脱水症状になったことあるんですよ。いつかお客さんにも配って、飲んでライブしてもらおうかなって。

——自分が味わった辛さを、お客さんにも共有させようとしている(笑)。

華雪:いろんなものを共有したいんで(笑)。

——そして11月は、ケイさんの生誕祭ですね。こちらはどんな日になりそうでしょうか?

ケイ:イメージとしては、僕がバンドをやる前に持ってたヴィジュアル系のイメージというか。自分が学生時代に思い描いてた「ヴィジュアル系」をやる日にしたいですね。

——先ほど音楽のルーツとして挙げていただいたアーティストなどを彷彿とさせるものも、もしかすると見られるかもしれない。

ケイ:そうですね。衣装なども含めて、世界観を作っていきます。来てくれるお客さんは、黒とか着てきたら合うんじゃないかな。

——10月はとことん楽しくネタに走り、11月はケイさんが思い描いてきたヴィジュアル系を体現する。かなり対照的な2日になりそうですね。

ケイ:そうですね。

RE:lNaにとってファンとは|共に成長し、戦い、感情をぶつけ合う“仲間”

——RE:lNaの皆さんにとって、ファンはどのような存在でしょうか。そして、これからどんな関係を築いていきたいですか?

Tokkiy:最初からずっとついてきてくれてる人には、これからどんどん大きくなっていくところを見ていってほしいですね。一緒に戦っていけたらなって。

華雪:楽しいことを共有しつつ、自分たちのバンドが大きくなるのを見てもらいたいですね。

あと、関係とはちょっと違うんですけど。いろんなお客さん、ファンの方がいるじゃないですか。仲良い、悪いとかももちろんあると思うんですけど。

たとえ仲悪い同士がいても、対バンの時とか、うちらの出番になった時だけはすごい一体感を見せてほしい。

——RE:lNaのファンとしての一体感。

華雪:そうですね。他のお客さんとか、対バン相手に「すげえじゃん、このバンド」って思わせるぐらい。

——一緒に戦う“同志”のような。

華雪:はい、仲間ですね。

——ケイさんはどうでしょうか。

ケイ:僕は、共感者とか理解者ですかね。

ライブでやっぱり、自分の強い感情というか、本当に秘めてるものが出るかなと思うんで。お客さんもいろいろ抱えてるものがあると思うし、それをお互いぶつけ合えたら、いい関係だなと。

普段、日常生活で叫ぶことってあんまりないと思うんですよ。大きい声で言えないことだったりとかも、ライブの時だけは許されると思うんで。

そういう本音をぶつけるので、「共感」かなと思ってます。

——玲眞さんはいかがでしょう。

玲眞:エネルギーの源ですね。

いつも来てくれる方もいて、NiELからRE:lNaに変わる時も、ちょっと心配してくれてはいたんですけど。それでも変わらずついてきてくれてる人もいるんで。

こういう人たちがいて、支えてもらってるから、いろんなことにチャレンジできると思ってます。すごく心強い存在です。

——支えてくれる存在がいるからこそ、また新しいことにも挑戦できる。

玲眞:そうですね。だからこそ、ライブで笑顔にしたいなっていうふうに思います。応援してもらっている恩を、ライブで返していきたいですね。

Dr.玲眞-shima-

RE:lNaが目指す未来|「もっとでかい箱へ」そして大阪城ホールを目指して

——RE:lNaというバンドとして、今後の展望や目指していることを教えてください。

ケイ:もっとでかい箱でやれるようになりたいです。OSAKA MUSE、BIGCAT、なんばHatchとか。

華雪:大阪城ホール。

——大阪城ホール!

ケイ:僕、実家から大阪城ホールまで歩いていけるんですよ。

——そうなんですか(笑)。

華雪:走って行こう。

——ライブ前から汗だくになりそうですが(笑)。でも、RE:lNaらしい体育会系な会場入りかもしれませんね。

華雪:みんなで走ってもいいと思いますけど。ファンの人も一緒に(笑)。

——いつか大阪城ホールでライブをする時には、みんなで走って向かう企画が実現するかもしれませんね(笑)。

読者へのメッセージ|「まず音源やSNSを覗いて、ライブでギャップを楽しんで」

——最後に、読者の皆さんへ一人ずつメッセージをお願いします。

玲眞:RE:lNaを知らない人は、まず音源やSNSを覗いてほしいです。

4人のメンバー、それぞれ発信の仕方も違いますし、そこを楽しんでもらいたい。「いいな」と思ったら、ぜひライブやインストアイベントにも来てもらえたら。

セカストコーデ対決とか、いつもと違った面白いこともいろいろ工夫してやってるので、RE:lNaを知っていただけたらなと思います。

Tokkiy:1周年ワンマンが当日無料となっておりますので、音源や映像を見ていただいた後に、ぜひ足を運んでください。よろしくお願いします。

華雪:まず音源を聴いてください。いい曲多いんで。

で、そっからライブに来て、「本当に体育会系なんだな」っていうのを味わって。いつも来てくれるお客さんは、その体育会系なノリを見せつけて(笑)。一緒に楽しんでいきましょう。

「楽しい空間ですよ」っていうのを作っていこう。初めての人たちも、ぜひその楽しい空間に加わってください。

ケイ:まずは、いつもありがとうございます。

初めて見てくれた方は、音源なりSNSなりを見て、ちょっとでも気になってくれたらライブを見て、そのギャップを楽しんでもらいたいなって。

これから面白いこともいろいろ考えていってるので、一緒に楽しんでいけたらなと思ってます。

まとめ|音源とライブのギャップを武器に。RE:lNaが関西から見据える、その先へ

異なる音楽的ルーツを持つ4人がそれぞれの色を重ね、1年を駆け抜けてきたRE:lNa。

その集大成となる1周年ワンマンライブは、9月15日に開催される。

そして、その先に見据えるのはOSAKA MUSE、BIGCAT、なんばHatch、さらには大阪城ホールという大きなステージだ。

音源から想像していた姿とのギャップ、そして彼らが語る“体育会系”の意味を、その目で確かめてみてはいかがだろうか。

インタビュー:ヴィジュアル系百科 編集長 太田翔子

RE:lNa

公式サイト:https://relna.ryzm.jp

X:@RElNa_Official

Instagram:@relna_official

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この記事を書いた人

関西在住。大学では法哲学を専攻し、「ヴィジュアル系における自由と規律」をテーマに研究。音楽を通じた表現と社会的規範の関係性に関心を持ち、ヴィジュアル系という文化現象を美学・社会構造・言語の観点から読み解いてきた。現在はメディア運営者・ライターとして、執筆を通じてバンドの世界観を言語化し、ヴィジュアル系の魅力を広く伝える活動をしている。

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