【インタビュー】DLESSとは|“音楽を身に纏う”共犯者たちへ、4人が語る想い

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2025年に関西を拠点に始動したヴィジュアル系バンド・DLESS。

Vo.イヴ、Gt.沁(しん)、Ba.綾(りょう)、Dr.-KouKi-(こうき)の4人が織りなす音楽は、激しさの中に物語性を宿す。

東名阪を中心にライブ活動を展開し、これまでに7曲のシングルを配信リリース。

現在はミニアルバム制作にも取り組みながら、7月28日に開催される2nd ONEMAN LIVE『The Beautiful Territory』へ向けて歩みを進めている。

The Beautiful Territory

今回は、DLESSというバンドの成り立ちからメンバーそれぞれの音楽ルーツ、楽曲制作のこだわり、ライブに懸ける想い、そしてファンとの関係性について話を聞いた。

目次

DLESSとは|綺麗なドレスの様に。「音楽を身にまとう」

——まずは、DLESSがどのようなバンドなのか、初めて知る方に向けて教えてください。

イヴ:DLESSは、“貴方に纏い、貴方のすべてを綺麗に彩るドレス”のようなバンドです。

そもそもドレスって衣服の「dress」じゃないですか。でも僕らはRがLになっているんです。

綺麗なドレスを身にまとうように、ライブで一緒になって一体化することで、僕らの音楽を身にまとってほしい。そういう意味がありますね。

Vo. イヴ
Vo. イヴ

——ライブでバンドとファンがひとつになる、という表現はよく聞きますが、それを衣服に例えるのは斬新ですね。音楽的にはどんなバンドだと表現できますか?

イヴ:聴かせる曲もあるんですけど、今のDLESSを一言で説明するなら「激しい」ですね。

DLESSっていうからには、アーティスト写真を変えるごとに、もしくは曲を出すごとに違った顔を見せたいんです。いろんな種類のドレスがあるように。

今は、激しいドレスをまとっている状態です。

——ということは、今後は激しくないDLESSも?

イヴ:あるかもしれないですね。綺麗なドレスを身にまとった僕たちをお届けできるかもしれません。

沁:服って、流行り廃りがあるじゃないですか。それを音楽に例えた時に、DLESSを知っている自分たちがおしゃれだとか、個性的だとか、そういう風に思ってもらえたらいいなと。

僕らは激しい曲が多いんですけど、その中でも歌詞にはちゃんと意味を込めています。ストーリー性だったり、伝えたいことだったり。

あと、衣服をテーマにしている以上、僕らはいろんなものになれると思うんです。今は激しい一面が強いかもしれないですけど、それ以外の一面も今後見せていけると思いますし、「そういう意味もあったのか」って後から感じてもらえると思っています。

結成の経緯|もつ鍋屋で始まった4人の物語

——続いて、DLESS結成の経緯や現在に至るまでの歩みを教えてください。

イヴ:DLESSの前身として-KouKi-のソロプロジェクトがあったんです。そこで集まったメンバーが現在のDLESSになりました。

——では、メンバーを集めたのは-KouKi-さんだったんですね。

-KouKi-:そうですね。メンバーそれぞれ過去のバンドで関わりがあったんです。

イヴの歌声が好きでしたし、沁のギタープレイもかっこよかったし、綾のベースも欲しかった。

全員に対してセンスを感じていたので、「一緒にやってみませんか?」って声をかけていきました。

——最初からDLESSを見据えていたんですか?

-KouKi-:そうですね。表向きはソロプロジェクトだったんですが、僕の中ではDLESSに辿り着くためのメンバー探しという意味合いもありました。

加入のタイミングはみんなバラバラだったんですけど、最後に加入したのが沁で。忘年会みたいな感じで、もつ鍋屋に呼び出したんですよ。

——もつ鍋屋ですか。

-KouKi-:そうです(笑)。

もう僕とイヴと綾は加入が決まっていて、3人で沁を囲んで。でもみんな口下手なんで、「いつ言おう」「いつ言おう」ってずっと雑談ばっかりしてるんですよ。気付いたらラストオーダーの時間になってて。「これはもう言わなあかん」と。そこで新バンドの話をしました。

その時にはもうDLESSっていうバンド名も決まっていましたね。

——皆さん、勇気を出したんですね(笑)。沁さんはその時どう思われていたんですか?

沁:そもそも最初にイヴから「ご飯行きません?」って誘われたんですよ。でも当時、サポートギターって何人もいたんです。その中で俺だけ誘われて。「これ何かあるやろ」って勘ぐるじゃないですか(笑)。

だから「他のサポートの人も来るんですか?」って聞いたら、イヴがずっと「いやぁ……いやぁ……」って。隠すの下手すぎて(笑)。

イヴ:(笑)

沁:ご飯行ったら3人に囲まれてるし、もう確定やんって。

その時点では実は別でバンドをやろうと思っていて、メンバーも何人かいたんです。

——そうだったのですね。それでもDLESSに決めた理由は何だったのでしょう。

沁:『Vanity Sign』ですね。

あの曲のデモを聴かせてもらった時に、「オッケー」ってなりましたね。「いける、こいつらとやろう」と。

それに、もともと僕が別でやろうとしていたバンドにイヴを誘ってたんですよ。

イヴ:え、そうやっけ(笑)。

沁:そう(笑)。だから色々重なって、これは運命かもしれないなって。ちょっとキザですけど。

メンバーそれぞれの音楽ルーツ|影響を受けたバンド・アーティストとは

——メンバーの皆さんそれぞれの音楽ルーツについても教えてください。

イヴ:僕は結構メタルコアとかラウド系の影響を受けていますね。ヴィジュアル系ももちろん好きなんですけど、軸になっているのはメタルコアかなと思います。海外だとAsking Alexandria、Blessthefallとか。メタルコアって、ブレイクダウンやシャウトがありながら、ちゃんとメロディもあるんですよ。そういうところが好きで。

ヴィジュアル系だとthe GazettEとかMEJIBRAYから結構影響を受けています。

-KouKi-:僕は結構王道なんですけど、親がX JAPANをリアルタイムで聴いていたんです。それで激しいロックバンドに初めて触れました。

そこから80〜90年代のヴィジュアル系を自分で掘っていって。DIR EN GREYとかROUAGEとか、曲が激しくてもメロディが立っていたり、言葉選びが綺麗なバンドがすごく好きでした。

楽器を始めた頃にはもう「将来の夢はバンドマン」って決まっていましたね。

——ヴィジュアル系一筋だったんですね。ドラムを始めたきっかけは?

-KouKi-:最初は親に和太鼓を勧められたんですよ。でも僕は太鼓よりドラムに魅力を感じて。体全体を使って演奏する感覚も好きでしたし、見た目のインパクトにも惹かれましたね。

綾:僕は父親と弟の影響が大きいです。海外の昔のロックンロールが一番深いところにありますね。

——ロックンロールですか。いつ頃から聴いていたんですか?

綾:たぶん小学校くらいですね。

その頃って、「周りと違うものが好き」みたいな時期あるじゃないですか。みんなが日本のポップスを聴いている中で、僕は父親に教えてもらったThe Beatlesを聴いていましたね。

そこから海外の激しい音楽も聴くようになって、雑誌とか見ながら色々漁っているうちに、じわじわヴィジュアル系にもハマっていきました。

当時はダウトが好きでしたね。特にベースの玲夏さんにはすごく憧れていて、同じベースを使っていた時期もありました。

——沁さんのルーツも教えてください。

沁:僕はアンジェラ・アキですね。

小学校の頃から洋楽を聴いていて、そこからシンガーソングライターとかピアノっていいなと思って辿り着きました。

——アンジェラ・アキさん!特にどんなところに惹かれたのでしょう。

沁:まず声がめちゃくちゃ好きですね。

あと今でもアンジェラ・アキを聴く時は純粋に歌詞が入ってくるんですよ。ギターを始めるとどうしても演奏を聴いちゃうんですけど、アンジェラ・アキだけは歌詞をちゃんと聴けるというか。

——ではギターを始めたきっかけは別にあったんですか?

沁:中学生の頃に野球をやっていて、肘を壊したんですよ。それでやることなくなってドラマを観ていたら、俳優さんがアコースティックギターを弾いていて。「あ、俺これやる」って思いました。

——アンジェラ・アキさんのようなピアノやボーカルをやろうとは思わなかったのでしょうか?

沁:そうですね(笑)俺にはできないですね。

——真似できないほどの存在なのですね。ちなみに、ギタリストとして影響を受けた方は?

沁:内緒です。(マネキン達へ)知りたかったら会いに来て直接聞きにおいで。

Gt. 沁
Gt. 沁

楽曲制作のこだわり|古き良きヴィジュアル系と、新しい音の融合

——皆さんそれぞれ異なる音楽ルーツをお持ちですが、DLESSではどのように楽曲制作を進めているのでしょうか。

イヴ:デモは沁さんがメインで作っていますが、俺も-KouKi-くんも綾くんも作ることはあります。なので、基本的には全員で作り上げていますね。

沁:最初は「こういうのかっこいいな」とか「これいいかも」から始まるんですが、ある程度形になってきたらライブでやることを前提に考えます。メンバーそれぞれが見せられる場面を作ろうとは意識していますね。

あと、曲ごとの世界観も大事にしています。僕がデモを作って、「こういう世界観で歌詞を書いてほしい」とイヴに伝えて、そこから作詞してもらう流れが多いです。

——サウンド面で意識していることはありますか?

沁:ヴィジュアル系から逸脱しすぎないことですね。

でも、それと同時にDLESSのいろんな一面も見せたい。だから流行りの音楽も結構研究しています。ヴィジュアル系以外もかなり聴きますし。

——そうなのですね。具体的にはどんなジャンルでしょう。

沁:例えばクラブミュージックですね。トラップミュージックとか、ダブステップとか。電子音も結構使うので。

あとは世界中にいろんなリズムがあると思うので、民族系の音楽も聴きます。そういうものを取り入れていった結果、ミクスチャーロックみたいな感覚に近くなっているかもしれないですね。

とにかくめっちゃ聴くようにしてます。

——-KouKi-さんはいかがでしょうか。

-KouKi-:僕は沁とはまたタイプが違うかもしれません。

最初は完全に自分が好きな音楽を作っていたんですよ。自分が好きなジャンルがあって、自分が好きな歌詞があって。

でも、それだけじゃ駄目だなと思うようになって。

——というと?

-KouKi-:ライブハウスで4人で演奏した時に、お客さんがどう感じるんだろうって考えるようになったんです。

自分で作った曲ってどうしても愛着が湧くじゃないですか。でも、それを俯瞰で見ないといけない。例えば飲食店で流れてきた時に、誰かの耳に残る曲なんだろうか?とか。

そういうことを考えながら作っています。

——かなり客観的に見ているんですね。

-KouKi-:そうですね。

あと歌詞についてはイヴにお願いすることが多いんですけど、「男性目線で書いてほしい」とか「女性目線で書いてほしい」とか、曲のあらすじみたいなものを伝えます。その歌詞を見た時に情景が浮かぶようなものになってほしいんです。歌詞と曲がバラバラにならず、ひとつのシーンとして成立していてほしい。そこはすごく意識していますね。

今チャートに入っている曲も、「なんで売れたんやろう」と考えながら聴いています。ただ「いい曲やな」じゃなくて、「なんでいい曲って思うんやろう」って。

——すごく熱いけれど、冷静ですね。

-KouKi-:それがDLESSらしいところかもしれないですね(笑)。

実体験から物語へ|イヴが歌詞に込める想い

——イヴさんは、歌詞を書く時にどんなことを意識されていますか?

イヴ:一番上に来るのは、具体的すぎず、かといって抽象的すぎないことですね。

バンドによっては、かなり具体的なことまで言う歌詞もあるじゃないですか。それはそれで、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さると思うんです。でも、ヴィジュアル系を好きな人全員に刺さるかと言われたら、そうじゃないと思っていて。僕はそんなに具体的なことは言わないようにしています。

でも逆に抽象的すぎるのも違うので、そのバランスは結構考えていますね。

あとは語呂です。サビの一番盛り上がるところで語呂が悪かったら嫌なんですよ。歌った時のリズム感というか、言葉の乗り方というか。そこは結構大事にしています。

——抽象化した歌詞の中には、どんな思いを込めることが多いのでしょうか。

イヴ:今作っているアルバムの曲とかもそうなんですけど、自分の中でしっかりテーマというか、物語を作るようにしています。

例えば『Vanity Sign』もそうなんですけど、僕が高校の時に一回大失恋して、ほんまにうつ病になるんじゃないかってくらい落ち込んだことがあって。その時のことを思い出しながら書いた曲なんです。

テーマ自体はかなり具体的なんですけど、実際に歌詞にしてみると意外とそこまで具体的ではなくて。誰でも共感できる形になるようには意識していますね。

——ご自身の実体験を歌詞に落とし込むこともあるんですね。

イヴ:ありますね。

あとは映画とか物語の主人公になった気持ちで考えたりとか。身の回りにいる人の立場になって、「この人ならこう思うやろうな」って想像しながら書くこともあります。

まるで一本の映画|制作中のミニアルバムに込めた世界観

——現在ミニアルバムを製作中とのことですが、どのような作品になりそう、言える範囲で教えていただけますか。

沁:ミニアルバム全曲を通して、映画を観ている感覚で聴いてもらえたらなと思っています。

世界観を重視していて、全編通して起承転結があるような構成を意識しているので。アルバム一枚を通して、一つの物語が完成するようなイメージですね。

それを聴いて、さらにDLESSというバンドに没入してもらえたらなと思っています。

——この例えが合っているかわからないんですが、トータルコーディネートのようですね。帽子を被り、ジャケットを羽織って、靴を履いて。

沁:まさにそんな感じです(笑)。

直接的な歌詞じゃないからこそ、感じ方は人それぞれだと思うんです。コンセプトに沿った形で、いろんな人に届けばいいなと思っています。

——色々な人が共感できて、自分ごととして聴けるような。

沁:そうですね、捉え方次第というか。

最近のアニメとかもそうですけど、考察するのが好きな人っているじゃないですか。ああいう感覚に近いかもしれないです。

ミニアルバムを聴いて、それぞれが自分なりの考察や解釈に落とし込んでもらえたらなと思っています。

——面白いですね。映画にもいろんな解釈や批評がありますし。

沁:だから賛否両方あるかもしれないですね(笑)。楽しみにしていてください。

ライブハウスで交わる想い|メンバーそれぞれのライブ観

——DLESSの皆さんは、ライブ中どんなことを意識していますか。

イヴ:その日、終わった後に死んでもいいというか。最後のライブになってもいいと思えるくらい思いっきりやって、100%以上全部出し切ることですね。

綾:僕は、お客さん一人ひとりの表情は結構見ていますね。

せっかく来てくれて、ライブハウスで同じ時間を共有できるじゃないですか。その貴重な時間を大事にしたいなと思っています。

「楽しんでくれてるかな」とか「聴いてくれてるかな」とか、やっぱり目が合ったり表情を見たりすると分かるじゃないですか。

——どんな反応を見ると嬉しいですか?

綾:前の方で大きいリアクションしてくれるのももちろん嬉しいです。そういうのを見るとこっちもテンション上がるし、お互い深め合える感じがするので。

でも逆に、後ろの方で「DLESSのことをあんまり知らなかったのかな」って人が、30分のライブの中で少しずつ反応が変わってきたり、こっちを見てくれる時間が増えたりすると嬉しいですね。

「あ、このライブ届いてるな」って思うので。

Ba. 綾
Ba. 綾

-KouKi-:僕はDLESSが始まった頃と今とで、かなり変わりましたね。

最初の頃は、対バンイベントとかでやっぱり負けたくない気持ちもあったので、演奏以外のパフォーマンスにすごく力を入れていました。80〜90年代のヴィジュアル系が好きなのもあって、シンバルを殴ったりとか、SEで胸元を引っ掻いたりとか。

でも去年の年末に、シンバルを殴って骨折したんですよ。

——ええっ!骨折ですか。

-KouKi-:はい。そこでちょっと頭を冷やしたというか。自分が憧れていたヴィジュアル系像と、今求められている自分は違うんだなって思い始めて。曲によってはコーラスマイクでシャウトも入れていたんですけど、それもやめました。イヴに歌は任せられるので。

ドラムってステージの一番後ろにいるじゃないですか。だから前にいるメンバーも、お客さんも、全部見えているんですよね。今は他のメンバーが感情を高ぶらせて自由にライブできるように、気持ちは一緒でも、一歩引いて冷静に見ている部分があります。

自分の中でずっと「どういうバンドマンになりたいんだろう」って揺らいでいたんですけど、今が一番初心に帰っている気がします。ドラマーとしての役割を全うしたい。

「俺が叩くから、安心して楽しんでくれ」くらいの気持ちですね。

——怪我をきっかけに、大きな変化があったのですね。沁さんはいかがでしょうか。

沁:一点集中しないことですね。

演奏もそうなんですけど、基本的に全体に意識を向けています。ライブ中って曲のスピードが変わったり、ニュアンスが変わったりするじゃないですか。そういう変化に対応してアレンジを入れたり、お客さんの反応を見てパフォーマンスを変えたりします。

ただ、矛盾するようですけど、お客さんに対しては1人に向けて本気で演奏していますね。”それ”をその場にいる全員に向けてやっている感覚です。

まぁ実際結構テンション上がっちゃう事もありますが(笑)。

あとはルーティンというほどではないんですけど、綾とライブ前にめちゃくちゃ煽り合っています(笑)。

——煽り合うんですか(笑)。

沁:めちゃくちゃ張り合ってます。「俺の方がかっこいい」みたいな。

——綾さんは何て返してるんですか?

綾:いや、僕は受け流してます(笑)。本当にSEが流れる直前くらいに言ってくるんですよ。

沁:彼は強がってるんで、騙されないでください。

——どっちが本当なんでしょう(笑)。

沁:まあ、ちょっと肩の力を抜くというか、リラックスするためですね(笑)。

DLESSを誇りに思ってほしい|4人が語るファンとの関係

——それぞれのライブ観をお聞きしたところで、今ライブに来てくださっているファンの皆さんについてもお聞きしたいです。DLESSにとってファンはどのような存在でしょうか。また、どんな関係を築いていきたいと思っていますか。

イヴ:やっぱり最初にも話したように、俺たちというDLESSを身にまとって、DLESSを推していることそのものがステータスになるような、そんなファンになってほしいなと思っています。もちろんそういうDLESSになっていきたいというのもあります。

「DLESSが好きなんだよ」っていうことを誇りに思ってくれるファンでいてほしいですね。

綾:僕らもライブをやりながら成長していくし、その活動ってやっぱりお客さんありきなんですよね。反応をもらったり、いろんなことを言ってもらったりして、またこっちが一段階成長できるというか。

限られた時間の中でも、沢山コミュニケーションを取れるような関係でいたいなと思っています。

演奏やライブを通して交流ができる関係で、ライブを続けられたら素敵やなと思いますね。

——お客さんがいるからこそ活動できている。

綾:そうですね。

ライブを重ねながら一緒に成長していくというか。本当にありがたい存在です。

——-KouKi-さんはいかがでしょうか。

-KouKi-:ファンの皆さんはすごく心強い存在ですね。それはどのバンドさんもそうだと思うんですけど。

最初から来てくれている人も、最近DLESSを知ってくれた人も、今のライブを見て「今日が一番かっこよかったな」「次も楽しみやな」と感じてもらいたいです。常に、今追いかけているDLESSが一番かっこいい。そう思ってもらいたいし、僕ら自身もそうありたい。

あと、これは多分全員共通していると思うんですけど、DLESSを追いかけていること自体が誇りに思えるような存在になりたいです。ただ、「これがかっこいいんだよ」って押し付けるんじゃなくて。ライブや音楽を通して、一人ひとりとコミュニケーションを取っていきたい。一緒に過ごす時間は大事にしたいなと思っています。

——常にベストを更新しながら、双方向の関係を築いていきたいということですね。では最後に、沁さんお願いします。

沁:ファンがどんな存在かって言われたら、一言で言うと共犯者ですね。

——共犯者。

沁:俺ら4人だけでライブしていても、お客さんがいなかったら何の意味もないと思っているんです。だからライブに来てくれている人たちは、見に来てくれているというより、「俺ら4人と君らでライブハウスに行っている」みたいな感覚の方が強いです。

だから今後どんな関係を築きたいかと言われたら、「俺らと君で乗り込もうぜ」ですね。先頭は俺らが切るから、安心してついてこいよって感じです。

ライブでも結構お客さんに頼る部分があるので。一緒にライブを作ってくれている存在という感覚ですね。

——ある意味、DLESSの一員みたいな。

沁:そうです。

だから、今後もぜひ一緒に共犯してください。

「The Beautiful Territory」に向けて|2nd ONEMAN LIVEへの意気込み

——7月28日に2nd ONEMAN LIVEを開催されるとのことですが、意気込みを教えてください。

イヴ:どのライブも全力でやってるんですけど、それを超えていきたいですね。

無理してでも超えます。

——かなり気合いが入っていますね。綾さんはいかがですか。

綾:このワンマンライブを通して、これからまた新しいステージに入っていく僕らを予感させるような一日にできたらなと思います。

——次のステージへ向かうきっかけになるような。

綾:そうですね。

-KouKi-:心斎橋CLAPPERは何度もイベントで出演してきたんですけど、今回初めて単独で挑みます。

当日DLESSが何をするのか、どんな想いでこの日に向かって準備してきたのか。そう言う部分も含めて楽しみにしてもらえたら嬉しいですね。

Dr. -KouKi-
Dr. -KouKi-

——挑戦でもあり、楽しみでもあるライブなんですね。では、沁さんお願いします。

沁:来てくれるお客さんが一番輝けるDLESSを準備しておくんで。あとはそれを着て、君らがどう輝くかって感じですね。

さっきも言ったように共犯者だと思ってるんで、見せつけに来てくれよって感じです。

読者の皆さまへ|DLESSからのメッセージ

——最後に、この記事を読んでくださっている読者の皆さんへメッセージをお願いします。

イヴ:最後まで見てくれてありがとうございます。これで少しでも僕らに興味を持ってもらえたなら、ぜひライブへ生のDLESSを体験しに来てほしいです。

綾:これからもDLESSをよろしくうううううう!

-KouKi-:DLESSの音楽で、これからもあなたたちの人生を彩ります。

沁:これを読んだあなたは、DLESSのライブに来たくなる!×3

まとめ|誇りに思えるバンドでありたい。DLESSの目指す姿

激しいサウンドの中に物語を宿し、ライブではオーディエンスと一体になることを目指すDLESS。

インタビューを通して印象的だったのは、「DLESSを好きなことを誇りに思ってほしい」というメンバーの言葉だった。

現在制作中のミニアルバムでは、彼らの新しい物語が楽しめることだろう。

そして7月28日に開催される2nd ONEMAN LIVE『The Beautiful Territory』では、そんなDLESSの熱さを存分に体感できるはず。

The Beautiful Territory

ぜひ“共犯者”として、同じ景色を見届けてほしい。

インタビュー:ヴィジュアル系百科 編集長 太田翔子

DLESS
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この記事を書いた人

関西在住。大学では法哲学を専攻し、「ヴィジュアル系における自由と規律」をテーマに研究。音楽を通じた表現と社会的規範の関係性に関心を持ち、ヴィジュアル系という文化現象を美学・社会構造・言語の観点から読み解いてきた。現在はメディア運営者・ライターとして、執筆を通じてバンドの世界観を言語化し、ヴィジュアル系の魅力を広く伝える活動をしている。

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